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令和7年-問51 基礎知識 一般知識Ⅱ

Lv5

問題 更新:2026-01-12 00:10:39

経済に関する次の記述のうち、妥当でないものはどれか。

  1. 需要曲線とは、ある財について、ある消費者が一定期間に消費したい量を、その財の価格の関数として描いた曲線を意味する。
  2. 需要の価格弾力性とは、ある財の価格が1%上昇した際の、需要の減少率を意味する。
  3. 機会費用とは、ある財の取引機会を利用するために必要な、取引相手の探索や条件の交渉などにかかる費用を意味する。
  4. 完全競争とは、多数の生産者と多数の消費者が市場に参加しており、その結果として、個別の経済主体の行動が価格に与える影響が無視できるほど小さい状態を意味する。
  5. 市場の失敗とは、ある財の市場において外部性が発生するなどの理由により、市場が効率性の達成に失敗する状態を意味する。
  解答&解説

正解 3

解説

需要曲線とは、ある財について、ある消費者が一定期間に消費したい量を、その財の価格の関数として描いた曲線を意味する。 1.妥当である

需要曲線とは、価格に対して、どれだけ需要されるかをグラフで示したものである。
買い手はなるべく安くものを買いたいから、価格が高くなるにつれて需要は減少する。そうすると需要曲線は右下がりの曲線になる。
逆に価格が低くなるにつれて需要は増加するから、需要曲線は右上がりの曲線になる。

需要の価格弾力性とは、ある財の価格が1%上昇した際の、需要の減少率を意味する。 2.妥当である

需要の価格弾力性が高い場合、価格が少し変わるだけで需要が大きく変動する。一方で、需要の価格弾力性が低い場合、価格変動が需要に与える影響は小さくなる。

機会費用とは、ある財の取引機会を利用するために必要な、取引相手の探索や条件の交渉などにかかる費用を意味する。 3.妥当でない

問題文は「取引費用」の説明である。

「機会費用」とは、ある選択することによって自分が選ばなかった選択肢で得られるはずだった最大の利益額を示す。
例として、金融商品A、Bに投資するという選択肢があり、Aの利益は80、Bの利益は100の場合、Aに対して投資をしたなら、最大の利益をもたらすのはBの100になる。よって、この場合の機会費用は100となり、Aに投資することによる利益が機会費用を上回らないため、Aを選択することが最適ではないとなる。

完全競争とは、多数の生産者と多数の消費者が市場に参加しており、その結果として、個別の経済主体の行動が価格に与える影響が無視できるほど小さい状態を意味する。 4.妥当である

完全市場は、売り手買い手ともに多数存在し、その市場への参入離脱は自由であり、商品についての完全な情報が行き渡り、扱われる商品は全て同質である状態をいい、現実の社会では非常に稀である。

市場の失敗とは、ある財の市場において外部性が発生するなどの理由により、市場が効率性の達成に失敗する状態を意味する。 5.妥当である

市場の失敗とは主に4つのケースが考えられる。

①価格機構が正常に作用しなくなるケース
独占市場や寡占市場のように価格競争が起こらず、どんなに買い手が減っても価格が下がらない市場

②市場内部活動が、第三者に影響を及ぼすケース
例えば、近隣に農薬工場があるせいで、農薬の買い手でもない近隣の人が健康被害を受ける場合

③市場自体が成立しないケース
道路や公園などの公共財は需要はあるが、作っても利益にならない場合

④市場に情報の非対称性があるケース
例えば、買い手が良い時計が欲しいと思っていても、本当に良い時計は売り手にしかわからないため、買い手は無難な値段の物を買ってしまう場合

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