行政手続法10-6 行政指導
問題 更新:2023-04-10 15:40:22
行政手続法における行政指導に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 行政指導においては、その相手方が行政指導に従わなかったことを理由として、不利益な取扱いをしてはならないとされているが、ここにいう不利益な取扱いの例としては、行政指導により求める作為又は不作為を行うことを奨励する制度を設けて、これに従わなかった者はその助成が受けられないという場合が該当する。
- 災害の発生に伴って緊急に避難するよう行政指導により口頭で勧告した場合において、その相手方から当該行政指導の趣旨及び内容並びに責任者についての書面交付を求められたとき、行政手続法上は、当該行政指導に携わる者はこれを交付する必要がある。
- 行政指導に携わる者は、公益上、特に必要があると認められる場合には、当該行政機関の任務または所掌事務の範囲に属さない事項についても行政指導を行うことができる。
- 行政指導は、講学上において助成的行政指導、規制的行政指導及び調整的行政指導などに分類されるが、いずれの行政指導も、あくまでも任意の協力を求めるものであるということに変わりはない。
- 行政指導に携わる者は、当該行政指導における不服申立先やその期間など不服申立てに関する一定事項について、教示しなければならない。