はじめまして。
行政書士試験「合格道場」で勉強されている皆さんに向けて、行政書士試験に受かるための勉強テクニックをご紹介することになりました碓井孝介(うすいこうすけ)と申します。行政書士試験は、難易度の上昇により合格することが難しくなっているのはご存知の通りです。難化傾向にある行政書士試験に、どうすれば効率的に合格できるのか、これをぜひ知ってほしいと思い、この連載で勉強テクニックをお伝えしていきます。

資格試験勉強の「プロ」です。

今日は連載の初回なので、まずは私の自己紹介から始めます。

資格試験と私、碓井孝介の関係を整理するとこうです。
大学時代に法学部に通っていた私は、法律系の資格に興味を持ち、大学2年生の春から資格試験の勉強を始めました。「司法書士」を目指すため、大学生活のかたわら、資格スクールに毎日のように通い、在学中の合格を目指したのです。

大学3年の夏に、初めての本試験をむかえましたが残念ながら不合格。このままではいけないと思い、大学4年の夏に再度の受験。勉強に勉強を重ね、今度は運よく合格することができました。
司法書士試験に合格した後は、試験に合格したばかりの新人が集められる「新人研修」に参加する運びとなります。研修ではこれまでの受験のための勉強とは異なり、実務に役立つ勉強に一気に切り替わります。そして研修が終わると、ほとんどの合格者はどこかの司法書士事務所に就職します。私はというと、当時まだ若かったこともあり、まったく未知の分野の勉強をしようと思い立ち、研修後は就職せずに「公認会計士試験」に挑戦することにしました。

公認会計士試験では、司法書士試験とは異なり「論文試験」があります。求められる能力はまったく違うもので、またゼロから勉強を開始しました。会計学の知識はおろか、簿記もまったくの初学でしたが猛勉強の末、1年4ヵ月の学習期間で論文式試験まで合格することができました。

会計士試験に合格した後は、監査法人や会計事務所での勤務を経て、大手資格スクールで講師をさせていただきました。資格スクールでは司法書士試験・公認会計士試験の両試験の合格を目指す受験生を相手に、およそ5年間受験指導をしていました。東京が中心でしたが、大阪に出張講義をしたこともあり、本当に数多くの受験生の皆さんと触れ合うことができました。

頼りになったのは「暗記勉強法」

ここまでの私の自己紹介から、私がもともと優秀であったと思われた方もいるでしょう。しかし、それはまったく違います。
たしかに司法書士試験や公認会計士試験の勉強は、簡単なものではないことは事実です。

それでも両試験で合格を勝ち取ることができたのは、私自身が試験勉強をしているなかで磨いてきた「暗記勉強法」の成果です。試験に合格するための勉強法を仮定し、日々の勉強のなかで効果があるか試しました。そして毎日のトライ&エラーの結果、どんな試験にも合格できるテクニックを見つけ、体系化することができました。
このテクニックは「試験は暗記が9割(朝日新聞出版)」などの書籍の出版を通して、全国の受験生の方にお伝えしているところです。

ところで、私は勉強の土台にあるのは「暗記」であると考えています。受験勉強を難しくとらえる必要はありません。教科書に書いてあることを覚え、答案に吐き出すことができれば、マルがもらえます。これ以上のことでも、これ以下のことでもありません。
もちろん教科書通りの文言で出題されるはずはありませんから、「丸暗記」ではいけません。表現や文脈が変わっても答えを吐き出すことができるように「頭のいい覚え方」を心がけなければいけません。この連載では、このような勉強テクニックを存分にお伝えしていきます。

行政書士試験と私

その勉強のテクニックは、司法書士試験や公認会計士試験で通用するからと言っても、行政書士試験では通用しないのではないか?このように思われた方もいるでしょう。

結論を述べると、通用します。ここで行政書士試験と私の関係についてもお話しましょう。
私は、平成28年度の行政書士試験を受験し、合格することができました。
そもそもなぜ行政書士試験を受験したのかといえば、まったく勉強したことがなかった「行政法」について興味を持ち、勉強に踏み切ったのでした。行政の勉強をするとなると、学者の先生が書かれた基本書などを読む勉強でもよいのですが、やはり体系的な知識が欲しくなり、それならば行政書士試験を受けてみようと思い立ったのでした。

行政書士試験の勉強では、スクールなどには通わずに、独学で勉強をしました(最後の最後で、スクールの模試は受験しましたが)。勉強のテクニックを知っている私は、これまでの受験勉強で培ってきたテクニックを行政書士試験でも実践したのでした。前述したように結果は「合格」であり、テクニックは行政書士試験でも通用することが証明できました。
「合格道場」で勉強されている皆さんは、ある意味「通信講座」で勉強しているため、不安になることもあるでしょう。しかしながら勉強のテクニックを知り、日々の勉強のなかで実践してもらえれば、絶対に行政書士試験には合格できます。これは、「絶対」です。不安にならず、合格を目指して欲しいと思います。

次回から具体的な勉強テクニックをお伝えしていきます。ぜひ期待してください。合格目指して、頑張りましょう!

碓井 孝介

碓井 孝介(うすい こうすけ)
札幌出身、『司法書士平成事務所』代表。元大手資格スクール講師。勉強法、相続等の書籍出版なども手掛ける。個人サイトは『平成相続相談室』
著書:試験は暗記が9割(朝日新聞出版) アマゾンで販売中