法律系の学歴の有無等
無し
行政書士試験の受験回数
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
約6ヶ月 / 約800時間以上~900時間未満
試験の結果
合格
合計 198 ( 五肢択一 / 112 点, 多肢選択 / 20 点, 記述 / 30 点, 一般知識 / 36 点 )
記述式の内容
問44:
Y県を被告とし拒否処分の無効または違法の主張のみが許される原処分主義と呼ぶ
問45:
他者占有者に占有をさせたものが他者占有者に遺贈をした後に死亡した場合
問46:
AはBを相手としてCの出生を知ってから1年以内に嫡出拒否の訴えを家庭裁判所に提出する。
使用教材について
【主要教材】
◎フォーサイト:行政書士通信講座 <CDコース> バリューセット2 2015年試験対策(基礎+過去問講座+直前対策講座)
【学習概要】
テキストを見ながらCDを聞く⇒過去問題集を解く:憲法⇒民法⇒行政法⇒商法の順を1セットとして、4月中旬から8月いっぱいくらいまで、3セット回しました。
9月から10月いっぱいは、憲法⇒民法⇒行政法⇒商法の順に過去問題集を2セット回しました。

10月には、直前対策講座の直前模試2回のうち1回を解きました。
重要語句や事例などの単語カードを9月くらいから隙間時間に利用をしていました。

【良かった点】
 全く初めての勉強だったので、行政書士の資格を取るために、どの範囲をどの程度の深さで学習すればよいか、が大体把握できました。
 最初に教材が届いたときは、テキストの多さにびっくりし、怖じ気づきました。
 何も目安が無いと、どうしても自分に甘えてしまうので Webサイトで曜日ごとに確保できる学習時間と学習開始日を入力すると示される、学習プランを守るように勉強をしました。
 CDは、iPhoneに落し、最初は1.1倍速、2回目以降は、1.5倍速くらいで聴くようににして、学習時間を節約しました。

 テキストは、カラー刷りで馴染みやすいと思いました。書き込みのスペースも十分でした。
 また、テキストは、PDFでも提供されていたので、持ち運び用には、iPadに落して利用していました。

【良くなかった点】
 前述の学習プランは、入力が大変面倒臭い上に、CDに対応するテキストのページ、Web上で利用できるミニテストの範囲が示されていなかったため、どこまで勉強したらどのミニテストをすればいいのかが判らず、混乱しました。サイトに質問しても、不親切な回答だったのが不満でした。

 テキストは、多色刷りですが、色の種類が定義付けられている訳ではないので、ただ単に「明るいイメージ」というだけでした。むしろ邪魔に思う人もあるかもしれません。(例えば、黄色は過去問引用、青は判例引用、などとなっていればよかったのですが。)

 過去問は、カバーされた量としては申し分なかったのですが、解説が浅く、中途半端さが否めませんでした。私は、理由を論理的に理解できないと納得できないタイプなので、その問題の選択肢が〇か×かだけを覚えるような方法では、足踏みしてしまい、なかなか前に進めないのです。
同じような内容の問題が出題されれば対応できるかも知れませんが、基本と基本を複合させたような応用問題が出ると、事象を覚えただけの学習方法では全く対応できないと思い、Webで解答の理由づけになるようなものを検索していたところ、出会ったのが、合格道場でした。

フォーサイトでは、条文の学習は必要ない、という方針でした。テキストと過去問題集だけやれば、合格レベルに達するというのですが、行政法のテキストは、重要な条文を抜き出して判例を紹介した程度のものなので、到底本試験には対応できないと思いました。
後でも書きますが、行政法、個人情報関連の法律は、条文学習をせずに合格できるとは思えません。

【補助教材】
◎合格道場:問題集コース:8月中旬から
「長所」
合格道場の過去問の解説は、まさに痒いところに手が届く内容で、私の理想とするところでした。
しばらくは無料で利用していたのですが、どうしても法令別に整理されているものが欲しかったので、8月中旬に有料登録をしました。但し、動画は見る時間がないだろうと思い、動画を見れる会員にはなりませんでした。合格道場との出会いがなければ、応用問題を解くことができず、合格もなかったと思います。

◎パーフェクト行政書士重要判例集( 住宅新報社)
テキストや合格道場で解説が少ないと思ったときに利用しました。行政書士の学習をし始めてすぐに購入しました。
「長所」判例を法令別、項目(分野)別にアレンジし、分かり易く解説されています。ポイントがQ&A形式で明示されているのが良かったです。
「短所」目次が有名判例名(例えば、マクリーン事件など)で検索できないことに戸惑いと不便さを感じました。目次は、全て(最大判昭53.10.4)のようにしか表示されていません。

◎こうすれば書ける行政書士40字記述式対策(法学書院)
8月頃から記述式対策として使用しました。
「長所」他の記述式対策本は、失礼ですが紙面や表現が幼稚な印象でしたが、本書は変に初心者に媚びることなく、ポイントを分かり易く明確に順序立てて解説されていました。筋道をはっきりさせて書こうと意識するのに役立ちました。
「短所」平成25年3月に出版されたものなので、最新の事例は反映されていない点に不安を覚えました。それ以降新版が出ていないのが残念です。

◎デイリー六法
法律の条文を確認するのに使いました。どの法律も、第1条から最後の条まで一通り目を通すことは、大変重要だと思います。後でも書きますが、このやり方を民法でやっておかなかったのが響きました。
「長所」ミニ六法ですので、一般的に重要な法律は抄も含め、一通り掲載されています。
「短所」行政書士学習者のために編集されている訳ではないので、受験に不要な法律が多く掲載されています。(当たり前ですが)

◎法令ブラウザ書き込み六法アプリ(iPad,iPhone)
電車の中などで法律を押さえるのに使用しました。
「長所」法律を自分でダウンロードできる点。また、アンダーラインや書き込みもできるのが便利でした。iPad⇔iPhoneの同期も自動です。いつでも、どこでも気になったときに確認できるのは大変重宝しました。
「短所」特にありません。

◎しゃべる!憲法(iPhone)
8月頃から、歩きながら、自転車に乗りながら、電車に乗りながら、隙間時間で憲法を聴きました。
「長所」いつでも、どこでも憲法が聴けます。聴けば覚えられるというものではありませんが、何十回も聴いたという安心感は大きかったと思います。また、再生スピードを設定できるのが良かったです。
「短所」条文のランダム再生がないことぐらいでしょうか。

◎行政書士試験ガイド http://wakaru-shiken.seesaa.net/
私がもっとも苦労した、行政事件訴訟法の各訴訟の関連付け、訴訟ルートの選択を説明してくれていたのがこのサイトでした。このサイトとの出会いがなければ、合格は有り得なかったと思います。行政法の五択で94.7%を得る起爆剤になったのは、ここでした。
9月頃に出会い、サイト解説と条文の参照、自分で書いて整理してみることをくり返し、行政訴訟法だけでなく、行政三法の関連付けが立体的に見えるようになりました。

「長所」例えば、行政訴訟法について、『行政事件訴訟法は、取消訴訟について多くの条文を設けて、それらを取消訴訟以外の抗告訴訟や当事者訴訟、民衆訴訟・機関訴訟に準用するという構成になっています。そのため、取消訴訟について理解すると、行政事件訴訟法の全体像をつかみ易くなります。』と書いてありますが、まさにその通りです。条文を参照しながら何度もサイトの解説を読むうちに、各訴訟の意義について理解が深まりました。
「短所」解説が詳しいので、読むのに時間が掛ることです。行政訴訟法の解説を読むだけで、おそらく3,4時間は掛ったと思います。直前期だと、この時間を充てるのは、とてもしんどいですね。

◎伊藤塾模試(9月と10月の2回)
中間模試、直前模試として、9月初旬と10月初旬に開催されています。
中間模試では、全ての項目が最低のE判定。直前模試でもほとんどがEで、ちらほらBがある程度でした。確かに直前模試受験時でも、到底合格レベルではないと実感していましたが、それから1ヶ月で合格ラインを上回ることができました。

「長所」その時点での実力判定と弱点を知るのにとても役立ちました。実際の試験よりはやや難しい目のレベルでした。本番と同じ真剣勝負の3時間を体験するのには模試は欠かせないと思いました。試験後解答・解説集が配布されるのが良かったです。Webでも解説があるのですが、それを見る時間は作れませんでした。後ほど送られてくる結果発表では、全受験生に比較して、自分がどの分野でどの位置にいるかが確認できます。模試を受験すると、合格ラインまでに何をどの程度まで仕上げるべきかが見えると思います。
「短所」当然かも知れませんが、結果発表までに1ヶ月掛ることです。

◎試験攻略入門塾 速習!民法Ⅰ、民法Ⅱ(中央経済社)
今回の結果がダメだとあきらめ、不得手だった民法対策用に購入しました。行政書士試験用ではなく、様々な資格試験・国家試験対策用に書かれいます。今回一通り民法を学習したからこそ言えるのですが、行政書士試験の民法対策としては、この本の右に出る本はないと思います。初年度学習者には、とっつきにくいかも知れませんが、2回目以降の受験者で、民法が不得意な方は、是非一度検討されてはいかがでしょうか。
「長所」行政書士試験だけに絞っている訳ではないので、一通りの範囲が解説されています。広さ・深さとも申し分なく、例も豊富です。過去問は、国家?種・?種、東京都、国税専門官、特別区などから紹介されていて、行政書士試験の過去問とは少し違った切り口のものも多くあります、これは、逆に、これからの行政書士試験で取り入れられる観点かも知れないと思います。

「短所」値段が少し高い。これは、本の内容を解説しているサイトを無料で見れるようになっているからだと思うのですが、いかんせん、この解説が独特の口調なので、聞き取り難いのです。恐らく多くの方がイライラすると思います。

◎シグマベスト 理解しやすい政治・経済 テキスト・問題集(文英堂)
これも、今回の結果を悲観し、一般知識、特に政治経済対策向けに購入しました。
大学のセンター試験向けの本ですが、早い時期に一通り押さえておくと良いと思います。しかも、なんと、問題集には、今回の奇問「島」がほぼそのまま解説されていてビックリです。もっと、早く買っていれば良かったです。
試験の感想等コメント
【発表までドキドキ】
試験終了後の自己採点では、記述を除く点数が146点でした。 180点には34点足りません。記述の第2問は0点だと分かっていたので、残り2問(40点)で34点を獲得するのは絶望的と思い、直後から28年度の受験のための勉強を開始しました。開始前に、初回チャレンジの反省点と28年度にも活かしたい点を整理した上で、2度目の失敗をしないように決意を新たにしました。

実は、11月末に分かったことなのですが、自己採点の足し算を18点間違えていました。つまり、記述を除いて164点。記述で16点あれば合格。もしかしたら、なんとかなるかもと思いました。そして、その後にセンターから発表のあった問16は、自己採点では×だったので、4点プラス。記述で12点あれば合格。一気に期待が膨らみました。それから、発表までの約2ヶ月の長かったこと。センターからの通知書では、記述は30点。合計198点で合格でした。自分でも上出来だったと思います。

なお、もしかしたら合格するかもという気持ちになったので、発表までの約3ヶ月は、民法と一般常識対策だけすることにしました。民法は、散々の出来だったこともあります。また、行政法は、法改正のからみもあるし、今回の得点源でもあったので、後回しにしようと決めました。

分野別分析
法令等(5択)40問中28問正解 正解率70% 160点中112点
・基礎法学・憲法:7問中5問正解 正解率:71.4% 28点中20点
・行政法:19問中18問正解 正解率:94.7% 76点中72点
・民法:9問中4問正解 正解率:44.4% 36点中16点
・商法・会社法:5問中1問正解 正解率:20% 20点中4点
法令等(多肢選択) 24点中20点 正解率83.3%
・民法:8点中8点 正解率:100%
・行政法:16点中12点 正解率:75%
一般知識等(5択) 14問中9問正解 正解率:64.2% 56点中36点
記述式 60点中30点
3問のうち1問は0点だと思うので、残り2問(40点)で30点

記述を除いては、行政法が得点源になりました。
これは、後でも書きますが、条文主義を取った結果だと思います。
弱かったのが、民法。実は、民法は条文を押さえませんでした。一度でも押さえていれば、記述の第2問は、何点か獲得もできたと思います。
商法・会社法は、どうしても苦手意識が強く、反復学習中にも熱が入りませんでした。
結果として、鉛筆ころがしに近い感覚で解答しました。
一般知識では、得意としていた国語問題で3問中2問も失うという想定外のミスにショックを受けました。過信は禁物ですね。

【勉強時間の確保】
サラリーマンとして、最終的に200日間で850時間(一日当り4時間ちょっと)の勉強時間を確保するのは以下のようにしました。
・毎朝4時半に起きて1時間
・通勤電車の往復で2時間半
・通勤の徒歩や自転車で30分
・昼休みに30分
・休みの日は、できる限り。最低でも6時間
もちろん、ちゃんとできない日もありましたが、それはそれと割り切りました。
私は、お酒が大好きで、毎晩必ず晩酌します。最初の頃は、夕食後に勉強しようと思っても、ほろ酔い状態では、結局何もせず、寝てしまい後悔するという繰り返しでしたが、6月初旬からは、これでは勉強時間が確保できないと思い、飲むのは楽しんで飲む。その代わり、10時半には寝て、4時半に起きて勉強する。というスタイルにしました。お酒を我慢するのが辛かったからです。
通勤電車は、座れない新快速を止め、座れる快速電車にしました。その分早くに家を出る必要はありましたが、問題集を解いたりすることもできたので、良かったです。
また、自転車や、徒歩の時には、憲法の音声学習アプリを聴いていました。

【良かった点】
◎直前1週間をどうやって過ごす?を10月初旬にイメージできたこと
直前の1週間の学習内容・方法は、とっても重要だと思います。何も計画できていないと、あれもこれもと焦ってしまい、結局何も手がつかず、時間だけが過ぎていく。。。ということになりかねないと思います。10月初旬の直前模試を受けた後に、「試験前1週間をどうやって過ごすか。」の方針を立て、10月中の勉強進度に合わせて何度か修正をしました。 勇気を持って「これ以上深入りしない」項目も作りました。結果的に直前1週間を集中して勉強できることができました。

◎反復学習
各分野のテキストと過去問を最低5回繰り返しました。50代半ばの記憶の定着率の悪さにめげず、頑張れたと思います。3回目までは、その回ごとに時間が掛ったのですが、4,5回目は、それなりに早く回せました。何度も同じところを学習するごとに、「あ、そうだったのか。そいうことだったのか。」と、実はちゃんと理解できていなかったことが確実になりました。但し、商法・会社法・一般知識は、直前期の9,10月は、時間が掛けられず、通り一遍なぞるだけになってしまいました。

◎条文主義
今回合格できたのは、テキストで紹介されたところを覚えるだけでよく、条文学習は必要ないと説明されたフォーサイトの学習法に疑問を覚え、一通り条文を縦覧したことだと思います。(行政三法・憲法・情報に関する三法・国賠法・国家行政組織法)
民法は、何故か条文を縦覧することを怠ってしまい、大きく取りこぼすことに繋がりました。条文の数が多くても、民法・商法も一通り条文に目を通すことをお勧めします。会社法は、私には難解でしたし、時間を余り掛けれませんでしたので、ここでは何も言えません。

◎行政三法の比較学習
中でも行政三法は、行政事件訴訟法の各訴訟の関連付け、訴訟ルートの選択決定の過程を条文を参照しながら、何度も絵・図に書きました。大事だったのは、訴訟法だけではなく、行政手続法で定められたものが、どんな時に行政不服審査法と関連し、最終的に訴訟や賠償となるには、どのように行政事件訴訟法や国賠法で整理されるのか、順を追いながらフロー図を書いたり、あるいはマトリックス的に図や絵にしてみたことだったと思います。自分が納得するまで、立体的に理解するには、行政三法の条文を睨みながら、各法で関連・紐づく項目を整理するしかないと思います。行政書士の実務では、どのようなケースにどのような手続きを選択するかが求められると思うので、試験でそこの理解度を試されるのは、当然と言えば当然だと思います。
10月に受けた直前模試後に、行政三法の比較学習を実践したことで、苦手だった行政法を得点源にまで高めることができたと思います。

◎全国模試の受験
前述のように、9月の中間模試では、オールE、10月の直前模試でもBがちらほらでしたが、模試を受験したことも合格に繋がった大きな要素でした。
・本試験と同じ構成で作成されていて、同じ3時間で解くため、時間配分対策には打ってつけでした。初回の中間模試では、第1問から順番に解いて行くという方法を取ったため、記述式や一般知識の国語の問題を解く時には残り時間も少なくなっていて、焦ってしまい散々でした。 もちろん、その時点での合格レベルを判定するので、後2ヶ月の「のびしろ」は考慮されていません。 オールEでも落ち込むことは全くなく、「時間配分対策」「弱点確認」に役立てました。
ここから私が立てた対策は、試験時間の3時間を
①多肢選択三問:15分
②記述式三問:30分
③一般知識の国語:15分
④一般知識の残り:20分(1問2分見当)
⑤法令5択(40問)を最初から:80分(1問2分見当)
⑥見直し:10分
とすることでした。

多岐選択で、ウォーミングアップしてから記述式に取り掛かり、読解を要する国語を最初の1時間で片付けてしまう作戦です。
そう言う意味では、直前模試は、この方法を試すための機会としました。正解率は別にして、焦らずに何とか全問書けました。本番でもこの時間配分通りで全問書けました。模試の出来が悪ければ、落ち込んでしまうものだと思いますが、私の場合、戦略を試すチャンスに重きを置いたため、モチベーションを下げることなく最後まで勉強できたと思います。

最後になりますが、フォーサイトは、これだけでは合格できなかったと思いますが、初学者の私にとって、水先案内人になったことは事実です。諦めずに反復学習で知識を塗り固め、合格道場で過去問を納得できるまで確認し、条文主義で法律学習の原点に謙虚になれ、行政三法の比較学習で行政法を串刺しにし、模擬試験で本番の想定ができました。どれ一つ欠けても合格には至らなかったと思います。4月下旬からから11月初旬までの半年とちょっとの約200日間、プライベートを犠牲にして、大学受験の時よりも遥かに真面目に勉強しました。本当に苦しかったですが、本試験が終わったとき、不合格だと思ったと同時に、「ああ、自分もなかなか捨てたもんじゃないな」と実感できました。この試験に取り組んで、結局はは合格しましたが、それ以上に得るものが大きかったと思います。家族の理解・協力を得れたことにも感謝をしています。 私の体験記が、少しでも読まれた方のお役に立つことができたら、これ以上嬉しいことはありません。ご健闘され、必ずや合格を手にされることを心よりお祈り申し上げます。