法律系の学歴の有無等
無し
行政書士試験の受験回数
2回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
12ヶ月/800時間以上~900時間未満
試験の結果
合格
合計 190 (五肢択一/116点、多肢選択/20点、記述/26点、一般知識/28点)
記述式の内容
問44:
建築確認は確認行為であるため検査済証発給によりBの訴えの利益は消滅し却下判決が下される。<44文字>
問45:
Aの行為について善意・無過失の時において無権代理行為による損害賠償請求を行うことができる。<45文字>
問46:
Aは、盗難の時から2年以内にDに50万円を支払い、指輪の返還を請求することができる。<42文字>
使用教材について
【主要教材】
 合格道場

【補助教材】
 ユーキャン行政書士講座
試験の感想等コメント
 私は行政書士法第2条6項に該当しない、とある公共法人へ勤めております。また行政手続法の執行等も準用されている機関でもあり、業務としては主に契約や徴収、一般事務等で、無論、公共機関との関係も濃く在ります。

 つまりそれなりの手続き的な知識、法知識は持ったつもりでありました。

 ある日、とある申請手続きのことで父親への助言をすると、「お前のような中途半端な知識等不要」と言われました。私は返せる言葉は見つかりませんでした。悔しくも証明するものは何もなかったのです。
 同時期に職場でも、よく似たすったもんだがありまして、受験しようと決意しました。これが平成23年の12月ごろです。

 とりあえず有名な所の通信講座を始めてみました。インプットはテキストを用い隙間時間を利用し、ノートにまとめていきました。この作業を春ごろまで行い、そして過去問を解きはじめましたが・・・まったく解けません。実務で得たものは幾分役立ちましたが全く正解しません。

 齷齪していると時期はすでに10月でした。結構学習をしてきたつもりでしたがそれは「つもり」で全然インプットも出来ていなく、アウトプットもできないまま24年度の試験日を迎えました。

 結果は「惨敗」。 その夜ネットで解答速報を見る時には悔しくて情けなくて・・・

 たしかにモチベーションは高くあったはず、なぜ駄目だったのか、自問自答の日々が過ぎる中でWebmasterさんの本に出会いました。即購入し、何度も読み返しました。

 まず始めたのがインプット学習のやり直し。テキストはマーカーで汚しまくり、出先では携帯で条文読み込み、1セクション終われば関連過去問をこなす。とセオリー通りですね。
 この学習方法を6月ごろまで行い、それから過去問を重点的に解いていきました。解説はよく読み、解く時は選択肢一つ一つの○×の理由を心で唱えながら学習を進めるようにしました。過去問11年分を6周以上はしました。9月ごろには過去問の9割は正答できるようになっていたと思います。(一般知識は除く)

 「いけるかも」と思い、模試を受験してみると・・・なんと法令、一般、記述総点で100点ありませんでした!「あかんわ・・・やばいわ・・・全然変わってへんやんか!」

 焦りは絶頂・・

 これはもう演習を繰り返すしかないと思い本道場へ入門いたしました。ミニテストを含め1日300問はときました。1日でも早く解法テクニックを見たい為に 笑
 10月から週末は終日図書館でWEB模試と過去問を繰り返し、尊属殺法定刑違憲事件に胸を痛めながら夕方帰ってからは練習問題をヘビーローテーション。WEB模試Vol3は特に難しかったです。もっともWEB模試のランクでは最高でもDランクレベルの点数しか取れませんでしたが、それでも100点以上取れることがうれしかったです。
 11月に入ってからの最終調整で、地方自治法が弱い、民法の知識がうまく点数に結びついていなかったのでこの辺を重点的に整理しました。民法の知識はなかなか点数に結びつきませんが地方自治法は素直な問題が多いので学習ポイントを外さなければ確実な得点源に出来ると思います。行政法はややこしい所があるのでひとつひとつ整理しながら把握することが大切と思いました。

 スポーツと同じで学習効果は3ヶ月継続しないと出てこないなと思いました。
 またインプット時にノートにまとめていくという学習方法の否定はしませんが、時間効率という点では駄目だと実感しました。人は忘れる生物ゆえにある程度のスピードとリズム感は重要であると。それと早朝朝食までの時間をつくり学習すること。この時間は金の時間と言われ最も学習をするのに適していると言われています。

※昼食前、夕食前は銀の時間、食後は鉄の時間、夜中は石の時間と言われています。

 私には小さい子供もいますしイクメン(笑)ですから育児もあれば家事、行事ごともあります。もちろん仕事も・・本道場入門と同時に家内に事情を説明し、崖っぷち状況の理解を得たうえで、さらなる学習時間を確保しました。

 自分自身の気持ちも大切ですが、学習が出来るというのは自身を取り巻く環境(家族などの協力)があっての物種と思います。本道場にはもちろん、家族への感謝は無限大です。

 私の行政書士試験受験の動機は決してきれいなものではありませんでしたが、結果論として家族の絆を育み大きな副産物を得ることが出来たように思います。

 最後になりましたが、私は合格道場へ入門しなければ絶対に合格を手にすることが出来なかったと思います。

本当に、本当にありがとうございました。