法律系の学歴の有無等
無し
行政書士試験の受験回数
1回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
3ヶ月/400時間以上~500時間未満
試験の結果
合格
合計 182 (五肢択一/72点、多肢選択/18点、記述/52点、一般知識/40点)
記述式の内容
問44:
即時強制と呼ばれ、義務の不履行を要件とせず、緊急の場合等に行使できる
問45:
AのCに対する代価弁済にCが応じたとき、又は、CのAに対する抵当権消滅請求にAが応じたとき
問46:
表見代理の成立に基づく損害賠償請求、又は、使用者責任に基づく損害賠償請求をすればよい
使用教材について
【主要教材】
≪基本書≫
  うかるぞ行政書士、IPOD行政書士
≪問題集≫ 
道場のみ

【補助教材】
≪入門書≫
うかるぞ行政書士入門編
≪一般知識≫ 
センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本
ダイエックスの一般知識対策本
≪記述対策≫
TACの記述本
成美堂の記述本
≪判例・条文集≫  
今年こそ行政書士 試験にデルシリーズ 自由国民社
※六法は不使用
≪予想模試≫
成美堂、道場
試験の感想等コメント
年齢 23 性別 男 最終学歴 地方国立大・教育学部中退 保有資格 運転免許のみ笑

参考書について

法学未修者はまず入門書から入るべきだと思います。比較的易しめの一冊本を基本書として使用しましたが、最初はほとんど理解できないレベルでしたので。易しめの一冊本の基本書では、記述量の物足りなさをかなり感じました。分野別の分冊本を始めからやればよかったです。
※現在、司法書士用のオートマティックシステム民法を用いて学習していますが、当時の知識量・理解不足を現在痛感しております
六法は使いませんでした。民法の全条文は未だ読んだことないです汗 が、民法全条文+行政法の重要項目くらいについては使うべきでした…
記述本ついては、成美堂は難易度がそこそこ高くよかったです。的中という面では、TACは即時強制と直接強制の違いという点で当てていましたが…
判例集は上記の自由国民社の本がよかったです。ちゃんと経緯を順に追って解説しており、掲載量も十分でした。

試験結果について

過去問、市販模試などでは、法令科目は65%前後で推移していました。ある程度勉強が進むと、これ以上はなかなか取れなく壁を感じました。が、本番はというと、直前模試では足切りレベルだった一般知識が運良く転び、記述の採点基準の甘さに救われたものの、メインの法令択一の方はというと過去最低点の惨敗でした。おそらく合格者中、法令択一においては最低レベルの点数=単純に知識量不足の表れ だと思います。法令択一、記述、一般知識をまんべんなく点を取らねばいけない試験において、自分の場合は特殊な得点配分だと思います

勉強法について

総学習時間はほぼ500時間弱です。神経質にもストップウォッチで計って毎日メモしてたので。
約90日で、一日平均5時間の勉強だった計算になります
まとめ本の表などは覚えられず、単純な暗記力は衰えており、同じ問題も間違う始末でしたので、思考過程を理解し、文脈・文章で覚えるタイプの本を使えばよかったです(上記オートマ等)
手持ち時間が少なかったので、道場の過去問・練習問題は一周しかできませんでしたが、実質的には解説の重要文をひたすらWORDにコピペして回していました(B5用紙で150枚程度にまで膨らみました)道場の問題は似た選択肢も複数回出てくるので、たとえ一周でも基本知識は自動的に反復・定着される構成でした。また、解説が詳しいので易しめの基本書には書いてない問題に出会っても、解説がインプット代わりになりましたので、アウトプットを軽視していた自分にとれば、他の問題集だとどうなっていたことやら…
本は、寝ながら目で見るスタイルを敢えて貫きました。めんどくさがりなので、文字に起こしたり声に出してやるとどうしても集中が続かず、結果勉強時間が少なくなるからです。音声講義は睡眠導入剤になってしまうタチでしたwとなれば心配な漢字対策は、直前に道場の漢字のまとめで大丈夫でした(某予備校模試の申込み時に、行政書 司 言武 験と書いてしまい、激しい自己嫌悪に陥っていたレベルでした笑)
例えば民法でいえば、要件・効果をただ覚えるだけでなく、その思考過程や立法の目的を学ぶのも大事だと思います。記述でもそういう問われ方が出てますし、記憶をひっぱりやすくなるので。
また、行政書士の基本書は過去に出た問題を参考にしてる印象を受け、過去に出てない問題や違う問われ方をすると、応用力がない自分は太刀打ちできませんでした(法令択一の結果がそれを物語っています)
なので、他資格の問題集や司法書士の本などで学習するのも全然ありだと思います。例えば記述の表見代理と使用者責任の問題は、過去に司法試験の論文試験で問われていました。その点、道場では他資格の過去問やオリジナル問題もあるのでよかったです。
上位資格本や、難しめの詳しい本を勧める印象を与えたかもしれませんが、はっきりいってそれらを全部覚える必要はないです。試験に出そうにないorこれは取らなくてもいい問題だろうと思った問題は、ある意味徹底的に排除し放置してもいいと思います。法令択一であの点数の奴が言うなと言われそうですが、当時は上位資格本などには手をつけてなかったので一応w
ちなみに問題を解く順番は道場流でいきました
多肢択一、記述に関しては全然埋めれらず、開始15分でヤケクソ野郎と化しましたが、最後にもう一度見直すと、案外閃いてしまうものですので。最後の記述見直しの五分で結果が決まったといっても過言ではありません

最後に

ヒヨッコが偉そうに長々と述べてしまいましたが、択一をあと一問落としていれば不合格でした
そして一問の差で明暗が別れた方を何人も知っています
確かに自分は法律知識でいうと、試験センターの想定する合格者レベルには到底及んでおりません
「運」「偶然」「奇跡」といった一言で片づけてしまう人がいますが、一般的にいえばハッキリいって自分もラッキー合格です。
しかしその言葉の真意は今までの学習に無意識に裏付けられた勘や直感、ひいては体調といった類の要素が全て相まって表れた結果というニュアンスを孕んでいるものとして、そう呼ぶべきなのでしょう。
少しでも参考になれば幸いです