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  3. 平成21年
  4. 問41

平成21年-問41 憲法

レベル2

問題 更新:2019-05-01 16:14:29

次の文章は、ある最高裁判所判決の一節である。空欄[ ア ]~[ エ ]に当てはまる語句を、枠内の選択肢(1~20)から選びなさい。

[ ア ]は、憲法上、―(中略)―国務大臣の任免権(六八条)、[ イ ]を代表して[ ウ ]を指揮監督する職務権限(七二条)を有するなど、[ イ ]を統率し、[ ウ ]を統轄調整する地位にあるものである。そして、[ イ ]法は、[ エ ]は[ ア ]が主宰するものと定め(四条)、[ ア ]は、[ エ ]にかけて決定した方針に基づいて[ ウ ]を指揮監督し(六条)、[ ウ ]の処分又は命令を中止させることができるものとしている(八条)。このように。[ ア ]が[ ウ ]に対し指揮監督権を行使するためには、[ エ ]にかけて決定した方針が存在することを要するが、[ エ ]にかけて決定した方針が存在しない場合においても、[ ア ]の右のような地位及び権限に照らすと、流動的で多様な行政需要に遅滞なく対応するため、[ ア ]は、少なくとも、[ イ ]の明示の意思に反しない限り、[ ウ ]に対し、随時、その所掌事務について一定の方向で処理するよう指導、助言等の指示を与える権限を有するものと解するのが相当である。

(最大判平成7年2月22日刑集49巻2号1頁以下)

  1. 衆議院
  2. 閣議
  3. 政府
  4. 内閣官房長官
  5. 省庁
  6. 国民
  7. 内閣
  8. 特別会
  9. 事務次官会議
  10. 執政
  11. 国政
  12. 官僚
  13. 国会
  14. 内閣総理大臣
  15. 参議院
  16. 日本国
  17. 行政各部
  18. 天皇
  19. 事務
  20. 常会
  解答&解説

正解

14
7
17
2

解説

本問は、いわゆるロッキード事件判決の一文である。

ロッキード事件判決とは?

ロッキード事件とは、アメリカの航空機製造大手のロッキード社が、世界各国の航空会社に大型ジェット旅客機を売り込むため、世界各国の政府関係者に巨額の賄賂をばら撒いていた事が明らかになったことを発端に日本でも内閣総理大臣(収賄当時)であった田中角栄をはじめ多くの逮捕者が出た戦後最大の疑獄事件である。
本判決は、そのうち首相秘書(当時)の贈賄罪等で起訴された事案における最高裁判決の一文であるが、田中角栄自身の贈賄罪についての裁判は、上告審の最中に死亡し、公訴棄却がされているため、司法の最終的な判断として田中角栄の5億円収受を認定したことでも有名な判決である。

もっとも、本問は判決の概要を把握していなくとも、条文知識から、正解することが可能である。

憲法 72条 内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する。
内閣法 4条1項 内閣がその職権を行うのは、閣議によるものとする。
4条2項 閣議は、内閣総理大臣がこれを主宰する。この場合において、内閣総理大臣は、内閣の重要政策に関する基本的な方針その他の案件を発議することができる。
6条 内閣総理大臣は、閣議にかけて決定した方針に基いて、行政各部を指揮監督する。
8条 内閣総理大臣は、行政各部の処分又は命令を中止せしめ、内閣の処置を待つことができる。
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