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平成24年-問10 行政法 行政総論

Level2

問題 更新:2019-07-11 15:40:18

次の文章の空欄ア~オに当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。

許認可等の法効果について法律で規定された事項以外の内容が付加されることがある。行政法学上、これを、附款という。附款とは、行政行為の効果を制限するため、行政庁の意思表示の主たる内容に付加された従たる意思表示であると説明されている。
附款のうち、条件とは、行政行為の効力の発生・消滅を発生[ア]事実にかからしめる附款である。条件成就により効果が発生する[イ]条件と、効果が消滅する[ウ]条件とに区別される。

許認可等を行うに際し、法令により課される義務とは別に作為義務又は不作為義務を課すことがあるが、これは、負担と呼ばれ、附款の一種であるとされている。条件と負担との相違は、各々の附款に違反した場合の行政処分の効力への影響にあるとされている。すなわち、ある行政行為に付された附款を条件とみると、これが満たされない場合、本体たる行政行為の効力に影響が[エ]ことになる。一方、負担とみると、これが満たされない場合、本体たる行政行為の効力に影響が[オ]ことになる。しかし、条件と負担との区別は実際には困難であるという意見もある。

1. 不確実な停止解除及ばない及ぶ
2. 確実な停止解除及ばない及ぶ
3. 確実な解除停止及ぶ及ばない
4. 不確実な解除停止及ばない及ぶ
5. 不確実な停止解除及ぶ及ばない
  解答&解説

正解 5

解説

ア.不確実な イ.停止 ウ.解除

本問の前半は、条件について書かれている。
期限との違いに注意して、その定義等を以下で確認してほしい。

附款 意味 分類 効力 例示
条件 行政行為の効果を、発生不確実な将来の事実にかからしめる意思表示。 停止条件 効果の発生 会社が成立すれば河川の使用を許可する。
解除条件 効果の消滅 一定期間内に着工しないと免許取消。
期限 行政行為の効果を、発生確実な将来の事実にかからしめる意思表示 始期 効果の発生 4月1日にデモを許可する。
終期 効果の消滅 5月30日まで河川の使用を認める。

エ.及ぶ オ.及ばない

許認可等を行うに際し、法令により課される義務とは別に作為義務又は不作為義務を課す意思表示を負担という。
負担における義務が不履行でも行政行為自体の効力に影響は及ばない。
例えば、道路の占用許可に際し、占用料の納付の負担を課した場合、占有料の支払いがなされなかったとしても、占有許可は、当然に消滅はしない。ただし、撤回される可能性はある。

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