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令和6年-問58 基礎知識 文章理解

Lv3

問題 更新:2025-01-10 01:17:19

本文中の空欄[ Ⅰ ]~[ Ⅴ ]に入る語句の組合せとして、妥当なものはどれか。

※著作権の都合上、本文は掲載いたしません。

約1079字

(出典 宮田登「民俗学への招待」から)

1. 自家撞着退屈追窮天下泰平不変不動
2. 自問自答進退追及天下御免不可思議
3. 自家撞着感慨追窮天下泰平不可抗力
4. 自暴自棄進退追究天下御免不変不動
5. 自問自答感慨追究天長地久不可思議
  解答&解説

正解 2

解説

Ⅰ:自問自答、Ⅱ:進退、Ⅲ:追及、Ⅳ:天下御免、Ⅴ:不可思議

※著作権の都合上、本文は掲載いたしません。

本試験中に文章理解を3分程度で解く方法を解説する。

①本文を全部読まない=時間の節約
②出典タイトルに目を通す=内容の主題は? ※関連しない場合もある
③選択肢すべてに目を通す=何の話題?

穴埋め問題の場合
④空欄の前後1文(場合により2文)に目を通す=話の流れは?

法令等の学習をしている受験生はつい文章に対して疑心暗鬼になりがちだが、文章理解の問題は素直に読んでほしい。本試験では文章理解から解いてもよいだろう。

世に出ている長文や法律に関する文章には独特の文や内容のものもあるが、本試験で出題される文章理解では、ある程度「普通」で全体的に一般的な文や内容の文章が選ばれるため、空欄部分の選択肢も突飛な語句が抜き出されることはない。

逆にいうと、選択肢の突飛な語句は試験問題として創作したものだと考えることができる。


本問は、決まり文句がいくつか使われている解きやすい素直な文章で、選択肢の方にわざと惑わせる語句を入れているが、正解肢は問題の解き方のセオリーどおり、一般的で素直な語句が入る。

空欄Ⅰは、前後の文章から「自問自答」だと見当がつく。ここで選択肢は2か5に絞られる。
さらに空欄Ⅱは「『進退』きわまった」しか入らない(肢2)。

したがって正解肢は2となるが、念のため肢2の語句をすべての空欄に入れてみて、文章が自然で意味がとおるかを確認する。肢2が文章として最も自然で「普通」であり、妥当である。


以下は余談なので、読み飛ばして構わない。

Ⅰ「自家撞着」はあまり馴染みのない単語かもしれないが、合格道場総合テスト2の文章理解で触れている。さすがにここまで目を通している受験生は極少数だと思う。
自家撞着(じかどうちゃく)とは、同じ人の言動や文章が前と後とで矛盾することをいう。

Ⅲ「ついきゅう」の同音異句で、意味は微妙に異なる。
「追窮」と「追究」はどちらも「考えきわめること」、「追及」は「追いかけて責任を問うこと」。ここにはないが「追求」は「目的などを追い求めること」である。

Ⅳ「天長地久」とは老子からの言葉で、天地が永遠に変わらないように、物事がいつまでも続くことをいう。

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