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令和4年-問59 一般知識等 文章理解

Lv3

問題 更新:2023-01-17 11:09:10

本文中の空欄[   ]に入る文章として、妥当なものはどれか。

※著作権の都合上、本文は掲載いたしません。

約413字

(出典 戸部良一・寺本義也・鎌田伸一・杉之尾孝生・村井友秀・野中郁次郎「失敗の本質」から)

  1. しかしながら、日本政府の無原則性は、逆説的ではあるが、少なくともこれまでは国際社会において臨機応変な対応を可能にしてきた。
  2. このようにして、日本政府の無原則性は、普遍的ではあるが、少なくともこれまでは国際社会において当意即妙な対応を可能にしてきた。
  3. しかしながら、日本政府の無原則性は、自虐的ではあるが、少なくともこれまでは国際社会において優柔不断な対応を可能にしてきた。
  4. このようにして、日本政府の無原則性は、抜本的ではあるが、少なくともこれまでは国際社会において融通無碍な対応を可能にしてきた。
  5. しかしながら、日本政府の無原則性は、真説的ではあるが、少なくともこれまでは国際社会において孤立無援な対応を可能にしてきた。
  解答&解説

正解 1

解説

※著作権の都合上、本文は掲載いたしません。

本試験中に文章理解を3分程度で解く方法を解説する。

①本文を全部読まない=時間の節約
②出典タイトルに目を通す=内容の主題は? ※関連しない場合もある
③選択肢すべてに目を通す=何の話題?

穴埋め問題の場合
④空欄の前後1文(場合により2文)に目を通す=話の流れは?

法令等の学習をしている受験生はつい文章に対して疑心暗鬼になりがちだが、文章理解の問題は素直に読んでほしい。本試験では文章理解から解いてもよいだろう。

世に出ている長文や法律に関する文章には独特の文や内容のものもあるが、本試験で出題される文章理解では、ある程度「普通」で全体的に一般的な文や内容の文章が選ばれるため、空欄部分の選択肢も突飛な文が抜き出されることはない。
逆に言うと、選択肢の突飛な文は試験問題として創作したものだと考えることができる。


⑤空欄前の1文、空欄後の2文から、文章の話題・流れを確認する。
 A:空欄前の話題・流れ「戦略性の欠如・・・そのまま継承されている」→日本の政治組織を批判している?
 B:空欄後1の話題・流れ「原則に固執しなかったことが・・・逆にフレキシブルな微調整的適応を・・・もたらしてきた」→空欄前の批判から一転、好評価している?
 C:空欄後2の話題・流れ「しかし、経済大国に成長してきた今日」→「しかし」で流れをさらに転換しようとしている。

⑥選択肢1~5を確認する。接続後は「しかしながら」または「このようにして」の2種類である。
仮に「このようにして」がくる場合、空欄前の文章の情報が少なすぎるので、「このようにして」の肢2、肢4は却下され、「しかしながら」の肢1、肢3、肢5に絞られる。

⑦肢1、肢3、肢5の中で、空欄後2文を確認した際の印象(⑤-B)である、批判から一転して好評価の印象に近いのは、肢1「臨機応変な対応」である。
肢3「優柔不断な対応」は好評価の表現ではないし、肢5「孤立無援な対応」は文脈として意味不明である。

よって肢1が文脈として最も自然で「普通」であり、妥当である。

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