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令和元年-問54 基礎知識 情報通信

Lv3

問題 更新:2023-05-31 11:18:53

情報や通信に関する次のア~オの記述にふさわしい略語等の組合せとして、妥当なものはどれか。

ア.現実ではないが、実質的に同じように感じられる環境を、利用者の感覚器官への刺激などによって人工的に作り出す技術

イ.大量のデータや画像を学習・パターン認識することにより、高度な推論や言語理解などの知的行動を人間に代わってコンピュータが行う技術

ウ.ミリ波などの高い周波数帯域も用いて、高速大容量、低遅延、多数同時接続の通信を可能とする次世代無線通信方式

エ.人が介在することなしに、多数のモノがインターネットに直接接続し、相互に情報交換し、制御することが可能となる仕組み

オ.加入している会員同士での情報交換により、社会的なつながりを維持・促進することを可能とするインターネット上のサービス

1. SNSIoT5GVRAI
2. SNSAI5GVRIoT
3. VR5GAISNSIoT
4. VR5GAIIoTSNS
5. VRAI5GIoTSNS
  解答&解説

正解 5

解説

一般知識対策としては情報通信関連のニュース等で英単語を見聞きしたらすぐにネット検索等して語句に慣れておくと良い。

現実ではないが、実質的に同じように感じられる環境を、利用者の感覚器官への刺激などによって人工的に作り出す技術 ア.VR

Virtual Reality。意味は「仮想現実」。
ゴーグル型・ヘッドセット型のディスプレイを頭部に装着するなどして今いる現実とは別の体感をすることができる技術である。
総務省の政策白書では、VRを観光や防災体験などに活用する事例などが報告されている。
よく似た技術に「AR(拡張現実)、有名な活用例:ポケモンGOなど」「MR(複合現実)、活用例:ゴーグル型入力端末など」がある。

大量のデータや画像を学習・パターン認識することにより、高度な推論や言語理解などの知的行動を人間に代わってコンピュータが行う技術 イ.AI

Artificial Intelligence。意味は「人工知能」。
身近なところでは、掃除ロボットやインターネットの検索エンジンや翻訳などにも生かされている。
総務省の政策白書によると、人口減少時代における課題解消に向けてAI技術の活用などについて報告されている。

ミリ波などの高い周波数帯域も用いて、高速大容量、低遅延、多数同時接続の通信を可能とする次世代無線通信方式 ウ.5G

5th Generation。意味は「第5世代移動通信システム」。
身近なところではスマホなどの携帯端末事業者からのお知らせに載っていることがあるので、よくわからないと思いつつ気が向いたらチラシなどお知らせに目を通してみるとよいだろう。
総務省では無線回線の割り当てを担当している。

人が介在することなしに、多数のモノがインターネットに直接接続し、相互に情報交換し、制御することが可能となる仕組み エ.IoT

Internet of Things。「モノのインターネット」などと訳される。
物流における在庫配送管理システム、医療分野における健康管理システム、自動車分野、交通機関、農業畜産、家電、例を挙げればきりがないほど様々な場面で活用されている。
管轄する総務省は、これら機器等の通信量増大への対応や個人情報保護などセキュリティ面などについて政策白書等で報告している。今後もニュース等で注目しておきたい。

加入している会員同士での情報交換により、社会的なつながりを維持・促進することを可能とするインターネット上のサービス オ.SNS

Social Networking Service。「ソーシャルネットワーキングサービス」の略。
相互コミュニケーションツールとしてだけでなく、利用者の発信内容を調査することで、災害時情報や社会的動向を把握するために利用される場面も増えてきている。
災害時の緊急連絡などに利用されたりもするが、デマ情報が拡散したり未成年が犯罪に巻き込まれるなどの社会問題も起きている。

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