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  1. 道場生受験体験記
  2. 合格者インタビュー
  3. 令和4年(2022年)度 合格者
  4. 佐藤 均さん

佐藤 均さん(2022年合格)

佐藤さんの受験体験記

行政書士を目指した理由は?

私は10年以上にわたり不動産関連の仕事に携わってきましたが、50代に突入してから仕事上でのライフステージの最終章をどのように有意義に過ごすかを考え始めるようになりました。

いろいろな選択肢があるなかで行政書士ができる業務のひとつである入管業務に大変興味を持つようになりました。今後、若い労働力が少なくなっていく日本社会にはアジア諸国からの労働力が必要になってくると確信していましたし、外国の企業の日本進出も増えていくに伴い日本に赴任する駐在員の数も増えていくと思っていたからです。

自分が歳を重ねていくにつれて気力や体力は当然ながらどんどん衰えていき、若い時のように長時間労働やハードな仕事はなかなかこなせなくなってきます。それならば大きく稼げなくてもいいので自分のペースで仕事ができて身体が健康である限りいつまでも続けていけるような仕事をしていきたいと強く思うようになったのが行政書士を目指したきっかけです。

合格した瞬間どのように感じましたか?

試験が終わった後は令和3年度に受験した時(不合格でしたが)よりも手応えは感じたのですが、その後、自己採点してみたら記述次第でギリギリで合格できるかどうかという状況でした。

その後、自分で書いた記述の解答文章については徐々に記憶が薄れていき、「こう書いた筈だけど本当に書いたかな・・・?」と日増しに不安になっていきました。

1月25日の合格発表日は行政書士試験センターのWEBサイトの合格者番号をあえてチェックしませんでした。理由は、結果はすでに出ている訳ですし、私の場合は記述の採点次第でしたので、合格であれ不合格であれ、センターからはがきが届いてから「結局、記述は何点だったのか!?」を見届けると同時に納得した状態で合否を知りたかったからです。
はがきが届いた際に深呼吸をして目を瞑って「エーイッ!」というかけ声と同時に捲りました。ゆっくり目を開けながら「合格」という文字が視えた瞬間は嬉しいというよりは、正直、自分の中ではもしダメだった場合は今年もまたチャレンジする気力が出てくるかどうかわかりませんでしたので本当にほっとしたという感じでした。

そのあとしばらくは「もし何かの間違いで万一不合格だったらどうしよう・・・」と実際に手元に合格証が届くまで不安でしたね。

数ある講座の中で、合格道場を選んだ決め手は何ですか?

私は令和元年度と3年度、今回の4年度と計3回受験したのですが、元年度の時は行政書士の資格取得の目標についてはまだ漠然と持っていた程度でしたので、「どれくらいの難易度なのだろうか?」、「何も勉強せず臨んだら何点取れるのだろうか?」と改めて振り返ると本当に軽視した気持ちで受験しました。

実際に勉強したのは試験3ヶ月前から無料アプリで見つけた過去問10年分を何のインプットもすることなく無知識のまま2回転程度やっただけでした。結果は当然ながら悲惨なものでたったの94点でした(つくづく愚か者だと思いました・・・)。

一旦その時点で自分には所詮無理な資格だと思って諦めたのですが、そのあとすぐにコロナ禍になり仕事も少なくなり始め今後の将来のことが益々不安になりつつ、一方でその分時間もたっぷりできましたので、次第に自分のこの先の人生についてどうするべきか真剣に考える時間を持つようになってきました。

そうしているうちに令和3年に入りやっぱりどうしても行政書士の資格を取りたいと思うようになり勉強に取り組み始めました。その時にネット検索で合格道場を見つけたのが始まりです。

問題の量がかなり多く、解説も非常に理解し易く、「この教材は自分に一番合ってる!」と直感で思いました。一方で、私の仕事は不規則な時も多いため通学は難しかったですし、また自分は講義を聞いても長時間集中力を維持できないタイプだと自覚していましたので、教材を何冊も持ち歩く必要もなくスマホひとつで自分のペースで好きな時間に何処でもできるという利点で合格道場を選びました。

合格道場をどのように利用されましたか?

私の場合は完全独学でしたが、最初からインプットは全く無しでいきなり練習問題を解くというアウトプットから始めました。結局最後までインプットのためのテキスト教材や参考書などは一切購入しませんでした。

子供の頃に空手の道場に少しだけ通って習ったことがあるのですが、初心者が道場に入門して基本の練習を一切することなく最初からいきなり組手から開始したようなものです。もちろん最初はほとんど間違ってばかりで解説の意味すら理解することができませんでしたが、とにかく問題形式に慣れるために何度も何度も練習問題と過去問を繰り返し解いていきました。

全問題が2回転終わった頃からインプット用のテキスト教材や参考書などを使用しなくてもこの合格道場の問題を繰り返し解きながら解説をじっくり読んでいくと次第に自分の頭の中で解説の意味や問題のパターンがわかってくるようになりました。その時に「自分にはインプット用の教材は不要で合格道場一本でいけるのではないか!?」と自信を持つようになりました。

他の人たちの受験体験記を読んでいると予備校に通学されたり、通信教育を受講されたり、何種類もの教材も使用されておられたのを拝見しましたが、私の場合、教材を多く購入してもおそらく全部を使いこなすことができないと思っていましたし、また自分自身を安心させるための単なる気休めのために持っているだけになると思いました。それなら教材は「選択と集中」の観点から合格道場一本に絞ることにしました。

結局のところどんな問題であろうとも正しい答えはどの教材も共通だと思いましたし、練習問題や解説は合格道場ですべて網羅されていると思いました。

具体的には、1日のノルマとして練習問題か過去問を必ず最低30問解き、土日で時間がある時はさらに10問解くというやり方をしていました。令和3年度の受験の際は行政書士の試験に合格するには一般的に1000時間は必要と聞いていましたのでとにかく勉強時間をこなすことばかりにこだわっていました。

その年の2月頃から開始し1日3時間を目標に勉強したのですが結果は140点(うち、記述は8点)で合格領域には全く届きませんでした。

令和4年度の受験にリベンジする際にこれまでと同じ勉強方法をやっていてもまたダメかもしれないと思いながらいろいろ模索していた時に合格道場の毎日のツイートのなかで「勉強は時間の長さにこだわるのではなく質を重視しましょう!」というのを見ました。その時に「よーし、今度は時間にこだわるのではなく、とにかくどんなに忙しくても1日最低30問のノルマを設けてやっていくぞっ!」という目標を立てました。

練習問題または過去問を解いたあとに解説を完全に理解できるまでじっくり読んでいると1日3~4時間はかかっていましたね。

私は夜型人間で朝は苦手でしたので毎日の往復の通勤電車の中で約10問、自宅に帰って夕飯をとってから寝るまでに20問を集中してやっていました。仕事で出張へ行った際も夜に宿泊したホテルでやっていましたし、忙しくて夜遅くに自宅に帰ってきた日も必ず30問に達するまではやっていました。

練習問題と過去問10年分で約2000問ありますので約2ヶ月で一回転する計算になります。それを3回転すれば6ヶ月、その後は間違った問題を合格道場のソート機能を使用して同じく1日最低30問を目標に繰り返し解いていきました。道場の解説を読んでどうしても理解できない場合は要点テキストを参照したり、インターネットで検索して理解に努めました。

また記述対策については練習問題と過去問10年分を合わせると約250問ありますので、最初はそれらを解くのではなく解説をじっくり何度も読んだ上でキーワードを覚えていくようにしました。4回転目くらいからは解答用の余白にキーワードを書き込み、その後文章になるようにしていきました。

合格道場が提供するサービスの中で特に良かったものは何ですか?

問題のソート機能がいちばん便利でよかったです。これは紙ベースの教材ではできません。

特にレベル3や4を気にすることなく2回以上間違った問題を中心に正解するまで何度も何度も繰り返し解いていきました。要点テキストも非常に分かり易く大いに活用させていただきました。

今後の予定について

今後は入管申請取次研修を受講し、しっかりと実務知識を勉強した上で研究しながら最初は副業として開業する予定です。そのためには語学力を付けるための勉強も必要ですし入管の知識ももっと勉強していく必要がありますので、また勉強の目標ができて常にモチベーションを保ちながら続けて行けそうです。

これから受験される人にアドバイスをお願いします

特に私と同世代の50代の方に向けて一言アドバイスさせていただきたく思います。

50代に入ると歳をとるのを早く感じると同時に記憶力の衰えを実感し始めます。しかしその一方で、これまでいろいろな経験を積んできていますし、その分知識も豊富です。

確かに試験勉強においては記憶力が良いのは有利ですが、広範囲から出題される行政書士試験を勉強する上ではご自身のこれまでの幅広い社会経験や知識も大いに役に立つと思います(特に民法・商法・一般知識に)。

また、私の場合は勉強も仕事のひとつとして捉え、決して辛いものと思わないように心がけて臨んでいました。

残りの仕事のライフステージを有意義に過ごすために最後のチャレンジのつもりで頑張ってください。毎日の晩酌も勉強してからのほうがより美味しく感じると思います。

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