田中幸代さん(平成27年合格)
受験2回。2回目は道場の講義動画と問題集で学習。
現在は司法書士試験の勉強中。
1年目の学習方法は?
通信教育でやろうと思いまして、とりあえずある教材を取ったんですが、その教材は覚えなくてはいけない最低限の事に絞った教材なので、パッと見やはり薄くて覚えることも「あ、これだけで良いんだ」っていう気軽な感じでやれていいかなと思ったんですが、薄いということはやはり説明が少ないんですよね。覚えなきゃいけないことだけをパッパと覚えることが得意な人にはいい教材かもしれませんけれども、私にとっては、一つの条文とってもなんでこういうふうになるのかとか、判例も、どうしてこういう結論になるのかとかこういう理由なのかとか、全くわからなくて、まるでお経を読んでいるような、日本語なのに日本語じゃないような感覚で、勉強してて、とても苦しかったです。
2年目で道場の動画と問題集を選んだ理由は?
ともかくインプットが圧倒的に足りてないなというのが試験を受けたあとの感想だったので、(問題集と動画の)両方(セットコース)を申し込んでもう一回インプットしながらアウトプットしなければ意味がないと思ったので、動画も見させていただきました。
合格道場の講義動画はいかがでしたか?
それまで本当に覚えなければいけない事しか書いていない教材を読んでいたので、最初すごく驚いたのはまず憲法で、先生が判例の話の時に「この判例はおかしい」っていうようなことを言った時に、そういうふうに「これはこうだから覚える」じゃなくて、これってちょっと変だよなとか、なんかそういう自分なりの感情っていうんですかね、そういうことを考えながら読むととても読みやすく感じて、それがいちばん最初に驚いたことですね。
あとは、ただの文章って思ってた条文を、この時代はこうだったとか、こういうことがあってこうなったとか背景とかのお話をしてだいたときに、前思ってたよりも法律の勉強って面白い部分もあるって。苦しさから解放されたっていうのがすごく嬉しかったです。
伺っていると学習における道場の比率が高いですね。
2年目は道場の解説を全部理解するっていうのをやりました。
それでは合格道場だけで合格できますでしょうか?
やはり基本的なテキストは必要だと思いますけれど、それがあればおそらく合格するんではないですかね。そのかわり問題は全部解くっていう、過去問は私5年くらいしかやっていないんですけれども、練習問題、過去問を含めてほとんど解くっていうキモチでやれば合格するのではないかと。それぐらい道場の解説は、アウトプットですけどインプットになるなと思いました。
田中さんにとって合格道場はどんな存在でしたか?
資格を取るためには必要だったということももちろんなんですけれども、考え方が変わったっていうんですかね。勉強に対するモチベーションっていうのも道場のおかげで出ましたし。
合格後どうしようって考えたときに、あんなに最初苦しかった法律の勉強なんですけれども、また別の資格を取ろうかなと思って今勉強しているんです。合格道場でやってきたっていうのが無かったら、もし合格をしていたとしても、そこで勉強は終わっていると思うんですよね。なのでまさか自分がそこまで勉強しようと思えるとは思わなかったので、資格を取るためだけではなくてそのあとのことも道場通じて考えることができたなあと今思っています。
これから学習を始める方にアドバイスをお願いします。
まず独学で十分合格する資格だと思います。ですが、だからってカンタンということではなくて、はっきり言って難しいとは思います。難しいとは思いますが、きちんとやるべきことをやればだれでも合格はするし、お仕事しながらとか何か家庭で事情がありながらでもそれでもやれます。ですから合格道場を利用して頑張ってほしいなと思います。