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合格
合計点数 192 点 ( 五肢択一 / 100 点, 多肢選択 / 16 点, 記述 / 36 点, 基礎知識 / 40 点, )
- 行政書士試験の受験回数
- 4回目
- 学習開始時期 / 学習時間
- 後11月 / 約1000時間以上~
- 使用教材について
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【インプット教材(テキスト等)】
合格革命テキストとその付録の条文集
【アウトプット教材(問題集等)】
合格道場
公務員試験新スーパー過去問ゼミ民法Ⅰ・Ⅱ
- 受験の体験等コメント
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■受験生時代に取り組んだ学習方法で良かったことや苦労したことの体験談など
【行政書士試験・圧倒的不合格体験からの奇跡的合格体験記】
令和7年度行政書士試験問題の自己解答
記述の解答です。以上の解答で合否通知書の得点は記述36点でした。自己採点では20点だったのですが…(問題45・46はともに0点だと思っていました)。しかし結果的にはこの36点に救われました。
問題44「裁決固有の瑕疵であり、Y市を被告として、裁決取消訴訟を提起すべきである。」
問題45「Cが外形上客観的にBがAを代理すると信ずるにつき善意かつ重大な過失がない場合。」
問題46「緊急事務管理に基づき、価格の増加を有する有益費として償還を請求できる。」
試験が終了して帰宅後、自己採点では記述以外の得点が160点ありました。なので、問題44が20点満点であれば合格の可能性があるものと思われました。つまり、問題44に一つのミスもなければギリギリ180点で合格するかもしれないのです。誤字・脱字も許されない、まさに薄氷を踏む思いでの結果発表待ちでした。
ところが結果的には自己採点が間違っていました。なんと多肢選択で想定外の4失点。記述以外で156点でした。しかしながら、前述の通り記述の36点に救われ、合計192点で4年間の受験勉強に終止符を打つことになりました。もし記述が20点なら4回目も不合格でした(TT)
私は現在50代終盤の公務員(行政文書を扱わない)です。定年後は行政書士として社会的に弱い立場の方々や法律問題で困っている方々の役に立ちたい。40代の頃からそんな夢を持っていました。定年後に専門学校へ通って、2~3年で試験に合格できればと思っていました。合格までは知り合いの行政書士の方のお手伝いをしながら、試験に臨むつもりでした。
しかし4年前、50代半ばの時に、この話をしたある同僚の一言、「資格取るんやったら、今取らな」この何気ない一言が私のやる気スイッチを押しました。「確かに。今取らな」一念発起の瞬間でした。令和4年の3月のことでした。
令和4年、1回目の受験。仕事を続けながら独学での受験生活がスタートしました。
しかし、合格率10~15%の行政書士試験を侮っていました。某I塾のテキストを購入しノートにまとめました。同じI塾の基本問題集にチャレンジして付録の過去問もこなしました。まずまずできたような気がしたのですが、9月の同I塾の模擬試験で300点満点中100点ほどしか取れませんでした。焦りました。
40年前、大学受験時に日本史で山川出版社の一問一答に救われた記憶が甦りました。W出版社の一問一答が千問ある問題集を購入しました。同じ出版社の「合格革命テキスト」も購入しました(この当時は参照用でした)。
そして10月にセルフの模擬試験問題集にチャレンジしました。甘々の記述自己採点で150点ほど取れたので、「本番には以後の伸びしろで合格するかも」という淡い妄想を抱きました。結果は120点で不合格。記述はなんと0点。千問の一問一答だけでは足りないと思い込んでしまいました。
令和5年、2回目の受験。1年あるので腰を据えて準備ができると勘違いしていました。あらゆる問題集やテキストに手を出しました。特に一問一答を中心にアウトプットを更に強化する間違いを犯しました。
W出版社の肢別の問題集や多肢選択・記述用問題集。公務員試験用の民法、憲法、行政法。よくわかるシリーズ。携帯できるポケットサイズの問題集にも取り組みました。司法書士のオートマ会社法一問一答や大学受験の現代社会一問一答、大学受験の情報の問題集にも手を出しました。
賢明な方はもうお気付きかと思いますが、無謀な試みでした。ほとんどアウトプットものばかりです。しかも手を広げすぎです。最初のI塾のテキストをノートにまとめたところで、インプットは終わったものと思い込んでいました。また、アウトプットの中でインプットもできるものとも思い込んでいました。名著「ドラゴン桜」の中に「基礎力とは穴の開いたバケツに水を入れるようなもの。」という意味合いの名言があったように思います。インプットは恒常的に継続しなければならず、完成はありえないということを忘れていました。
ただし無料サイトの「けんわか」には救われました。憲法の全体像が呑み込めました。また「公務員試験新スーパー過去問ゼミ民法」もわかりやすい問題集でした。某サイトの合格体験に「記述抜きで180点を目指す」というフレーズがあり、これ目標としていました。
しかし模擬試験で一度も合格点は取れませんでした。2回目の受験も最後の伸びしろ頼み。結局、さほど伸びしろもなく130点で不合格でした。記述は8点でした。
受験1回目の得点が120点、2回目が130点。1年での積み上げわずか10点(TT)。単純計算で180点まであと5年はかかることになります。前述の問題集の中には、過去の合格体験記で多くの方が推奨されているものもあり、それに必死で取り組んではいるのですが、結果は無残なものでした。
令和6年、3回目の受験、2回目不合格の直後は正直、一生合格する気がしませんでした。問題集の問題は正解できても、模擬試験や本番となるとさっぱり正解の見当がつきませんでした。某専門学校の4か月で行政書士合格というフレーズに懐疑的になりました。
しかしながら、参照用として使っていた(実はあまり参照していなかったのですが…)「合格革命テキスト」の表でまとめられている内容については「いつか覚えなくては」とおぼろげながら感じていました。
3回目の受験が4ヶ月後に迫ったある日「もう覚えないと間に合わないかも」と思い、「合格革命テキスト」の表でまとめてある語句に暗記ペンでのマークを始めました。そしてインプットしました。効果を感じたのは10月の最終模擬試験でした。I塾の公開模擬試験でしたが、割と手ごたえがありました。返却されてきた点数がなんと196点。初めて180点の壁を突破しました。「インプットか…」そう思いました。
その後は「合格革命テキスト」の地の文の朱書き部分も赤シートで隠し(判例は長文過ぎてさすがに隠しませんでした)、日々インプットの時間を取りました。3回目の次?点で不合格でした。記述は12点でした。しかしながら前年より34点アップ。やっと手ごたえを感じ始めました。
令和7年、4回目の受験。過去3回の受験で強く感じていたことは私の場合は一般知識の対策はほぼ無用(35年の社会人経験が役立っています)、商法会社法・基礎法学の対策は最小限にしないと憲法・行政法・民法の対策を駆逐してしまうことでした。
そこでバランスを考えて、1週間のうち6日は憲法・行政法・民法の対策。残り1日で他の分野の対策をすることにしました。
アウトプットも本を持ち歩く効率の悪さに辟易としていました。無料で使っていた「合格道場」のプライム会員登録に踏み切りました。こうして、使用教材をインプットは「合格革命テキスト」と付録の「条文集」、そしてアウトプットは「合格道場」に絞り込みました。これが功を奏しました。
1日の勉強時間は約3時間でした。もともと早朝覚醒の傾向がありましたので、そんな自分を逆手にとって、朝4時から6時まで「合格革命テキスト」暗記(何回も繰り返しました。通算20回以上は回しているものと思われます)。7時に出勤して座席で「合格道場」30分。帰宅して夕飯前に「条文の赤文字及び任意マーク箇所の暗記」(テキスト同様通算20回以上)。21時までに就寝。
このサイクルをベースにして、スキマ時間にはもれなく「合格道場」を開きました。過去問の対策に特に効果がありました。一方、合格道場の練習問題は「正しいものまたは誤っているものをすべて選べ」問題が多く、難しい(特に商法会社法)ので1周するのに5ヶ月かかりました(笑)。
そこで直前期には過去問10年を集中的にやりこみました。ただし問題47以降の基礎知識はスルーしました(行政書士法や戸籍法はやりました)。平成年代の過去問は比較的容易でしたが、令和に入ってからの過去問には難しいものが多く、何回やっても正解にたどり着かないものが結構ありました(皆さんはいかがですか?)。
目標は択一式で120点、多肢選択式で20点、基礎知識で40点。以上で180点突破の皮算用でした。目標に届かない分野の点を記述で補えれば…と考えていました。
令和7年度行政書士試験当日。記述以外で180点を目標に試験会場に乗り込みました。
解答の順序をこれまでとやや変更しました。それまでは文章問題58、59、60を先に解答した後は、問題1から順番に取り組んでいましたが、次のように変更しました。
①問題58、59、60の文章問題15分以内。
②問題44、45、46記述式の下書き15分以内。
③問題41、42、43の多肢選択式15分以内。
④法令40問80分以内。
⑤一般11問15分以内。
⑥記述の清書15分以内。
⑦残りの時間で、解答できなかった問題への再挑戦と見直し。
以上の配分で時計を見ながら格闘しましたが、結論から言うと、⑤のところで残り時間が気になって焦ってしまい、想定外の失点をしてしまいました。細かく時間割をしすぎたかもしれません。
その結果、あれだけ時間をかけたはずの法令科目の択一式で満点160点のうちわずか100得点。基礎知識はほとんど対策をしていないにも関わらず満点54点のうち40得点。法令科目にかけた時間は何だったのかと悔しく思いました。ただ、多肢選択が20得点(自己採点時)が満点の20点である可能性がありました。記述の採点が最後の頼みの綱でした。
しかし受験の鉄則は「一つの試験が終わればすぐに次の準備」です。泣いても笑っても、いずれ出てくる結果に対してできることはもうありません。翌日から令和8年度の行政書士試験へむけて勉強を始めました。
来年へ向けて得点の下がった民法のアウトプット強化、タイムリーに勉強計画を見直すために月1回ずつの模擬試験(セルフでの模試含む)がテーマでした。「合格道場」も継続しました。
粛々と勉強を進めることが自分のためでもあると思いました。そうして令和8年1月28日を迎えました。
令和8年1月28日9:00。勤務中ではありましたが、会議室を予約して一人で行政書士試験研究センターのホームページにスマートフォンでアクセスしました。過去3回は合格の見込みがなかったので合否通知のハガキを待つだけでしたが、今回はわずかながら可能性がありました。初めての行政書士試験研究センターホームページ開帳でした。
ギリギリの180点で合格か?それとも想定してなかったわずかのミスで不合格か?その運命の扉はアクセス集中でなかなか開きませんでした(笑)。
何回かのアクセスチャレンジの後についに運命の扉が開きました。小刻みに震える手で京都会場のページを開き、頭に叩き込んだ自分の受験番号をたどりました。「あった…」一瞬頭の中が白くなりました。しばらくして声が出ました。「よしっ!!」握りこぶしを振り下ろしました。
4年間の出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。しばらくして、涙腺が緩んでいることに気付きました。すべて会議室内でたった一人での出来事でした。しばらくして何事もなかったかのように会議室を後にして、通常業務に戻りました。
私が行政書士試験を受験していることを知っている知人に合格報告LINEを送信しました。あたたかいお祝いの返信に自分が多くの人に支えられていたことを実感しました。ただ妻だけは違いました。妻の返信は「やっとスタートラインに立てたね」でした。
そうでした、これはゴールではなくスタートでした。「行政書士として社会的に弱い立場の方々や法律問題で困っている方々の役に立ちたい。」という思いを再認識しました。
その後は得点が気になりました。早く合否通知書が届くことを期待しましたが、通知書が届いたのは5日後でした。おそらく得点は180点。のはずが196点と記載されていました。「え!」よくよく見ると前述の通り、多肢選択式で思わぬ4失点(おそらく問題42のウとエの解答が入れ変わる記入ミス)。その代わり冒頭の通り、記述が36点もありました。もし、記述が20点なら不合格でした。
そして冒頭の記述解答でどの部分が加点されたのかは未だによくわかりません(だから4年もかかったのかもしれません)(笑)。
今となって思うことはやはりインプットの継続が大切かなということです。あとは最初に大局(全体像)をつかむことです。これを怠り、断片的な知識がいつかつながるという思い込みが4年も費やした大きな要因ではないかと思われます。
教材は手を広げすぎて「食い散らかす」のではなく、必要最小限を「味わい尽くす」のが、やはり受験の鉄則だと痛感しました。しかしながら、「食い散らかし」ていた経験も「味わい尽くす」ものを厳選するため必要な時間だったのかもしれません(すこし長かったですが…)(笑)。
そして、持論にはなりますが行政書士試験が現行で継続されるなら、最後は記述式の攻略ではないかと思います。4年間で記述の得点だけが順調にアップしました(0点→8点→12点→36点)。
ただしその攻略法は記述式の直接的な対策をすることではなく、択一式や多肢選択式に対応する知識が包括的になって、自然と記述式の正解が導ける力なのではないかと思われます。
学習総時間は概算で3600時間です。司法書士クラスです(笑)。老化に伴う記憶力・視力の低下との戦いでもありました。
そんな行政書士試験の劣等生が長々と体験を語って大変申し訳ありませんでした。併せて乱筆・乱文のお詫びも申し上げます。
最後までお読みいただいてありがとうございました。拙著をご参考にされる方が一人でもおられたら幸いです。そして、今から行政書士試験を受験されるすべての皆さんを応援しています。定年後は「行政書士として社会的に弱い立場の方々や法律問題で困っている方々の役に立ちたい。」と思います。
追記 受験勉強は楽しいです。このままやめてしまうのはもったいないのと、自分自身のアンチエイジングも兼ねて受験勉強の継続を決意しました。
まずはFP、次に司法書士、そして司法予備試験・司法試験にチャレンジできたらと思っています。いつまでチャレンジできるか分かりませんが…(笑)。「死ぬなら、前のめりで死にたい」(「巨人の星」の中の坂本龍馬)。