合格道場の使用状況
プライム問題集コース
法律系の学歴等
無し
行政書士試験の受験回数
2回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
マンション管理士,管理業務主任者,FP技能士2級
学習期間 / 学習時間
約10ヶ月 / 約900時間以上~1000時間未満
試験の結果
合格
合計 192 ( 五肢択一 / 120 点, 多肢選択 / 14 点, 記述 / 18 点, 一般知識 / 40 点 )
使用教材について
【主要教材】
基本テキスト LEC出る順基本書
動画講座 行政書士無料動画講座(藤井法律事務所)
文章理解 すぐ解ける直感ルールブック(実務教育出版)
記述式 市販問題集2冊

【補助教材】
有料動画講座 公務員試験一発合格(憲法・行政法・民法の3教科セット)
       ただし前年度に使用したものを追い込み期に再確認のために視聴
伊藤塾公開模試(2回)
出る順 模擬試験(書籍 3回分)
受験の体験等コメント
65歳、衰え行く記憶力との闘いでもありました。あまりの記憶力の悪さに認知症を疑ったほどです。若者が2回で覚えるのなら、自分は5回、10回と回数でカバーしようと決意し、忘れることを恐れないよう心しました。前年は試験が終わった瞬間に200点超で合格を確信したものの、結果は168点で不合格。敗因は基本的事項の理解不足とアウトプット学習の絶対的不足でした。160点まではそこそこの学習で取れますが、残り20点の壁は相当に高いと実感した1年です。再受験に当たって取り組んだことは、前年の反省を踏まえて、①過去問を最低でも3回転は実行する、②捨て分野・科目は作らない、③模擬テストの徹底活用 の3点です。アウトプットに関しては、合格道場の過去問と練習問題を徹底して使い切れば他の問題集などは不要かと思います。正解かどうかではなく、誤りの選択肢はどこが間違っているのかを解説で理解し、テキストで再確認をする。3時間で数問しか解けない状態が8月頃まで続きました。しかし、この作業を大事にしたことが出題者の意図をつかみ、理解力を深めたと察します。
一般知識の足切りを防ぐために、文章理解は6月からは毎朝30分、問題集と過去問を続けました。それでも一般知識は公開模試、書籍の模試を含めて5問程度しか取れず、相当落ち込みましたが、最後の1カ月は模試の一般問題をベースに知識の幅を広げていき、結果的に本番では10問。もしは道場の3回を含めて、伊藤塾の最終模試の1回だけが180点超(一般は足切り点)でしたが、とけない問題は「本番の問題でなくて良かった」ととらえ、間違い問題に感謝して復習していきました。
条文学習に関しては、民法は六法の条文原文で確認。行政法は主要条文はネットの条文をコピペして、A4に片面印刷し1冊にし、過去問などでの新しい知識を左ページの白紙(条文印刷面の裏面)に書き込む。さらに、定期的に声に出して条文読みを行いました。六法は有斐閣の判例路六法がお薦めです。

独学の場合の「基本テキスト」の活用法
「情報を1本に集約する」ということから、1月に購入した基本テキストは8月にはメモ書きと付箋で原文が読み取れなくなりました。玉石混合状態です。そこで、同じテキストを8月末に再購入し、その時点から、重要箇所にアンダーラインやメモの追記など、新たな「情報の集約」を始めました。このことは知識をリフレッシュさせ、記憶の定着にものすごく効果があったと思っています。

行政書士は必要な知識の暗記は必要ですが、単に暗記力だけでは合格は難しい試験かと思います。過去問をテキストとして、基本書は重要度の確認用として活用すればいいかと思います。

「行政書士は努力が報われる試験」と言われている言葉を信じて、地道な積み重ねをしていってください。皆様のご健闘をお祈りします。
合格道場についてコメント
2016年度の受験の段階で道場の存在は知ってはいましたが、アウトプットの大切さに気が付かず、主に動画学習を中心に進めていました。2年目はアウトプット学習中心の学習に切り替え、ようやく合格道場のすごさと有り難さを日々実感しました。2017年6月に65歳になり、会社生活を完全リタイアし、(7月は長期海外旅行でほとんど学習ゼロ)8月以降は1日10時間を学習に充てることができました。それでも前年から24点しかアップさせることができませんでした。それほど180点の壁が高かったのです。初年度から道場の先輩諸氏のアドバイスを信じて、実行していたらあるいは初回合格もできたかもしれません。でもこの1年はいろいろな面で勉強になりました。合格道場のことをもっと多くの受験生が知って、取り組んでいただけることを願っています。本当にありがとうございました!