法律系の学歴の有無等
有り / 法学部 卒業
行政書士試験の受験回数
1回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
ビジネス実務法務2級,ビジネス実務法務3級,個人情報保護士
学習期間 / 学習時間
約8ヶ月 / 約500時間以上~600時間未満
試験の結果
合格
合計 248 ( 五肢択一 / 136 点, 多肢選択 / 24 点, 記述 / 44 点, 一般知識 / 44 点 )
記述式の内容
問44:
裁決取消訴訟はY県を被告とし、裁決固有の違法のみ主張が許される。原処分主義と呼ぶ。
問45:
他主占有者が自己に占有させた者に対して、第三者のために占有する旨を表示した場合。
問46:
Aは、B又はCを相手として、Cの出生を知ってから1年以内に、嫡出否認の訴えを起こすべき。
使用教材について
【主要教材】
・うかる行政書士 総合テキスト(伊藤塾)/総合問題集(伊藤塾)
⇒4月の勉強範囲の全体像の把握に使用しました。全体像把握とウサギのイラストは良いですが、応用レベル(民法の法定地上権など)になると、解説の不足が目立ちました。
総合問題集も「伊藤塾のオリジナル問題がある」というアピールがありますが、出題に偏りが強く、当人としては得点アップに繋がらなかった印象です。
・合格道場 練習問題(憲法・行政法・民法・商法については一部コピー)
⇒5月より道場会員登録しました。同様の問題を出題形式を変えて出してくるので、「応用の利く知識」の定着にとても役立ちました。受験間際に行政法・民法の練習問題を全て再度復習したことが、油断・見落としを減らし大きく合格に近付いた要因だと考えています。
・合格道場 過去問(年度別・法律別)
⇒練習問題を解き終わった後に年度別でまず挑戦しました。平成26年・22年・18年に苦戦したのを覚えています。苦手意識があったのが行政手続法と民法物権関連なので、法律別過去問ソートはとても使い勝手が良かったです。

【補助教材】
・合格道場 各法テスト(各3回)及びウェブ模試(全6回)
⇒夏の7~8月頃に練習問題で鍛えた知識を試す為に使用しました。第2回で大きくコケたのを覚えています。難易度は本番よりやや難な心象ですが、解説が充実しておりとても勉強になりました。本番前にファミレスで読み返したのも覚えています。
・辰巳法律研究所 答練コース(山田斉明講師)
⇒行政法・民法・公法・私法という分野で各40問(試験30問+追試験10問)を解くコースです。自分の慣れていない出題形式が多く消去法で回答することが目立ち、より気を引き締めるきっかけとなりました。
・模擬試験 伊藤塾(9・10月)/辰巳法律研究所(10月)
⇒伊藤塾の方は本番と同程度かやや易、という心象です。解説が「まだ間に合う」エールが中心で、受験生を甘やかしすぎな気がします。
逆に辰巳法律研究所は一般知識の情報法制で容赦なく削られ+模試結果通知でもピンポイントに指摘され、対策するきっかけとなりました。
・書籍の模擬試験セット(TAC、LEC、コンデックス、伊藤塾)
⇒それぞれ直前期の演習と一般知識足切り回避の為の分野対策を求めて購入しました。本番の精神状況を考え、120分での演習を心がけました。
前者2つはやや難といった心象です。特にLECの一般知識はノーマーク分野からの出題が目立ちよい刺激になりました。コンデックスは元監修委員が作ったという割には応用より基礎が目立ち、いまひとつといった感想です。伊藤塾は模試と同じ心象です。
・行政書士パワーアップ問題集(大原)
余裕のある方向けという下馬評でしたが、その通り解説が簡潔で学習済の方向けの参考書です。司法試験・司法書士・国1等の類題で演習するには良い参考書だと思います。
試験の感想等コメント
緊張感と初試験ということも有り、普段は自信有りの多肢選択から解き始めても最初30分は「大丈夫かな」と混乱していました。特に最初の2問で頭がフリーズしたのは記憶に残っています。
しかし徐々に自分の学習経験を振り返ることが出来て、「これはこういう理由で○だ・×だ」と考えられるようになり、結果として試験合格に繋がりました。
ストイックに学習して経験を積む学習が性に合っているので、合格道場の練習問題・過去問の量や解説の質が合格の鍵だったと思います。
行政書士については市販教材・予備校も煩雑していますが、一途に合格道場の練習問題を解いて理解するだけで得点力は確実に上がるので、
悩まれている方はあれこれと手を出さず、騙されたと思ってひたすら練習問題を解いてみて下さい。問題を解いてはじっくり解説を読んでいくと、知識が根付いていきますよ。