法律系の学歴の有無等
無し
行政書士試験の受験回数
5回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
個人情報保護士
学習期間 / 学習時間
9ヶ月/800時間以上~900時間未満
試験の結果
合格
合計 188 (五肢択一/92点、多肢選択/18点、記述/46点、一般知識/32点)
記述式の内容
問44:
即時強制と呼ばれ、行政上必要な状態を実現するため直接国民の身体や財産に実力を行使するもの。(45字)
問45:
AからCに対する代価弁済の請求や、CからAに対する抵当権消滅請求による方法がある。(41字)
問46:
不当利得返還請求による事務機器の返還、不法行為の使用者責任追及の損害賠償を請求すればよい。(45字)
使用教材について
【主要教材】
①うかる!行政書士 最短合格のツボ 2010年度版(日本経済新聞出版社/伊藤塾)
②うかる!行政書士 必修項目100 2011年度版(日本経済新聞出版社/伊藤塾)
③行政書士マスター六法&判例(DAI-X出版)
④今年こそ行政書士!試験に出る判例2011年版(自由国民社)

【補助教材】
⑤憲法 第5版 芦部信喜(岩波書店)
⑥行政法 第2版 櫻井敬子・橋本博之(弘文堂)
⑦はじめて学ぶ地方自治法 吉田勉(学陽書房)
⑧2009年度版Success行政書士・民法(早稲田経営出版)
⑨基本民法Ⅰ~Ⅲ 大村敦志(有斐閣)
⑩家族法 大村敦志(有斐閣法律学叢書)
⑪ITパスポート試験 速習レッスン2011年版(ユーキャン)
⑫ITパスポート試験 過去&予想問題集2011年版(ユーキャン)
⑬個人情報保護士試験 公式テキスト 改訂2版(日本能率協会マネジメントセンター)
⑭個人情報保護士試験 公式精選過去問題集 初版(日本能率協会マネジメントセンター)
⑮公務員試験ウォーク問 過去問Quick Master文章理解 第2版(LEC)
試験の感想等コメント
私なりの分析で、平成23年度本試験を振り返ってみたいと思います。
他の皆さんのように表現が豊かではなく、長々と超主観的な文章ですが、私の失敗談等がどなたかの参考になれば幸いです。

◆本試験の感想と、目標設定について
試験中は、やっぱりものすごい緊張状態でした。
私は、もう何回も受験していますが、あの独特の緊張感には全然慣れません(笑)
むしろ真剣に勉強してきたからこそ、緊張するのは当たり前かもしれません。
そのような緊張状態で、持てる実力を100%出し切るのは、なかなか難しいと思います。
だから、すでに他の方もおっしゃられるように、「択一のみで合格する!」ぐらいの高い目標設定と、それ相応の実力を兼ね備えている必要があると私も思います。
結果的に、私は平成23年度本試験では、この目標は達成できませんでした(笑)が、模試等では常にこの目標をクリアすることを念頭に勉強していました。
実際、直前期の模試では、記述抜きで180点を超えることも度々あり、着実に実力がついてきたことを実感していましたし、模試を解くのが楽しみになっていました。

◆すきま時間の重要性
恥ずかしい話ですが、私は、これまで毎日まとまった時間の勉強はしていましたが、通勤中等のすきま時間を、おろそかにしていました(笑)これだけ多くの方がすきま時間の重要性を説いているというのに!これでは、5浪もするはずですよね(笑)
とりあえず毎日勉強は続けていたため「自分のやり方は間違っていない!」と、根拠のない自己満足に浸っていた気がします。
さすがに今年度からは改善し、バスでの通勤途中の本読みを、かかさなくなりました。始めてみると、ちりも積もれば何とやらで、とても有効な勉強時間確保であることに気付きました。
私の場合、前日解いた問題で、間違った箇所をテキストに走り書きし、その部分を中心に通勤途中に読むようにしていました。間違った部分を、当日はもちろんのこと、その翌日も確認するわけですから、その効果はてきめんでした。もっと早くやっていればと反省しきりでした(笑)
当初は、車酔いにも悩まされましたが、今ではそれも克服し、何か読んでいないと落ち着かないほどになりました。
やっぱり成功者の方々の体験談は、素直に受け止めるべきだし、それなりのエッセンスが秘められていますので、毎日勉強を続けているのに伸び悩んでいる方や、行き詰まりを感じた時は、「道場生の声」や「Q&A集」などのコンテンツを読み直して、自分の勉強法を軌道修正してみることも必要かもしれません。

◆ITパスポートと個人情報保護士試験
わにさんの書き込み等を参考に、今年度はITパスポートと個人情報保護士試験を受け、無事に合格できました。受験料やテキスト代、それなりの時間は費やしますが、一般知識対策としては、なかなか有効なのではないでしょうか。
一般知識は文章理解で得点を稼ぐのがセオリーですが、3問すべてで安定的に得点することが難しくなってきてますので、その補充策としてもおすすめです。
私の場合、春先や梅雨時期に受験しましたので、勉強の中だるみを防ぐ意味でもよかったと思っています。私は、それぞれの試験勉強に約1か月を費やしましたが、取得できれば、苦手意識を持ちがちな一般知識分野において、精神安定的効果も期待できます(笑)ただ、あまり過度に時間をかけすぎないように注意が必要です。

◆全科目をまわすスピードについて
私は当初、上記補助教材に挙げたテキスト等を基本書にして、科目をまわしていましたが、学者本が中心ですので、ボリュームがありすぎて、1回転にとても時間がかかりすぎていました。そのため次の回転のときには、すっかり記憶が抜け落ちていることも多々ありました。
それを改善するため、夏以降は思い切ってインプット教材を減らし、上記主要教材を中心にし、回転速度を上げることに専念しました。上記主要教材の①と②は、重要論点を絞り込んだテキストなので、おすすめです。教材が薄くなることで、知識も薄くなりそうですが、教材が薄い分何回も通
れるため、逆に知識は厚くなるという感覚です。
また、夏以降は、模試の活用も始める時期ですので、回転速度を上げる必然性があります。

◆最後に
当たり前の事ですが、合格って本当に素晴らしい気分です。今までの苦労や不安から解放され、とてもすがすがしく晴々とした気分です。何よりも自分に自信が持てます(笑)ぜひとも一人でも多くの方に、この気分を味わってもらいたいです。
個人的には、何度も失敗している多年受験生に、特に頑張っていただきたいです。私自身も今回が5回目の受験で、周りの人から「今回で何回目?」と聞かれるのが、すごく嫌でした。何度も心が折れ、あきらめかけたことも多々ありました。
もちろん受験することをあきらめるのは、個人の自由ですので否定はしませんが、同じような多年受験経験者としては、さびしく思えます。
このサイトの掲示板では、受験回数が少ない方の書き込み等が多く、あまり多年受験生の存在を目にする機会が少ないように感じます。多数回受けている後ろめたさがあるのでしょうか。
かくいう私もほとんど掲示板に書き込むことはありませんでしたが、少数派であれ、そういった後ろめたさも背負って、頑張っている方はいるわけですから、何とか報われるその日まで、歯を食いしばって頑張ってもらいたいです。人よりも多く受験した下地は、必ず生きていると思います。
数年越しに叶えた夢の味は格別ですよ!