法律系の学歴の有無等
無し(工学部卒)
行政書士試験の受験回数
3回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
宅建平成19年度合格、行政書士試験3回目
学習期間 / 学習時間
2月頃から学習を始めて1000時間超 (注意力散漫なため換算すれば半分くらいの時間かも)
試験の結果
合格
合計 184 (五肢択一/116点、多肢選択/14点、記述/22点、一般知識/32点)
記述式の内容
問44:
当該換地処分は違法ではあるが棄却されないという内容で事情判決と呼ばれる。
問45:
Cは抵当権の登記に代位を付記した上で,(『物上』と入れてしまったかも)代位することができる。
問46:
加害者が不法行為により,損害を受けた者の損害賠償を受ける権利を不当に奪ってはならない。
※試験の最後に解いた記述式は,疲れていたのか今読み直すと大変情けない内容です。昨年,LECの採点で4点という結果が出て一気にブルーになったので今年はなにもしませんでした。問46はきっと0点だったのでしょう。
使用教材について
●道場の練習問題および模試
質,量共にどんな問題集よりも充実。
欲を言えば商法・会社法の練習問題がもう少しあればと思いました。

●行政書士マスター六法&判例(ダイエックス)
判例多数で見やすくオススメです

●昨年度の通信の講義DVDおよび答錬
この講座は今はないのですが,本番形式の答錬が多くてありがたかったです。

●らくらく行政書士の一般知識特別講座(週間住宅新報社)

●行政書士塾テキスト一般知識編(ダイエックス)
一般知識の政治経済等はこの2冊でそれぞれ足りない部分をうまく補いあえていました。

●公務員試験パスラインシリーズ文章理解(時事通信社)
問題の数が豊富です
試験の感想等コメント
1年目は過去問の繰り返し(15回くらい)が中心で,要領を得ない自己流の勉強方法でかなり効率が悪かったです。『一年で合格してやる!』と試験に臨みましたが『勉強時間の割にこの結果か』と愕然とし,独学であと26点を上積みすることはどうあがいても出来ないと思い通信を受けることにしました。

安易に『初学者でも短期間で合格できる』と謳った広告が多い中,『ほぼ毎日9時間勉強した』とかドギモを抜くような体験記が並んだ予備校があり,模擬講義などを見て納得し受講を決めました。
DVDでですが初めて講義形式で民法を視聴したときは目から落ちたうろこが層をなしていました。

『法律ってホンマに有機的につながっているんや!』とあざやかな伏線回収を展開するミステリーを読んだときのような感激は今でも忘れられません。独学を目指す人のサイトで通信を持ち出すべきではないのでしょうが,行き詰ったときや最後の砦として予備校もありかと思います。ある程度独学を続けられた方でしたら,取捨選択して(苦手分野や答錬のみなど)受講でき費用も安くつくでしょうし。

科目別答錬に加え,2週間に一度本番形式の答錬が15回ほどあり,これが拷問なみにきつかったのですが,時間配分や自分にあった解答順序を探るのに役立ちました。

結局2年目も合格できなかったので(176点でした)偉そうなことは言えないのですが,模試などで『合格確実』などの判定が出ても油断は禁物です。私は通信の答錬や模擬試験などで4回ほど成績優秀者に名を連ねたため,どこか本試験を甘くみた結果不合格になったのだと思っています。

3年目の4月頃,こちらのサイトに出合い練習問題の豊富さ,解説の質の高さ,webmaster様の温かいメッセージを目の当たりにし『何てことだ!私の2年間を返してくれ』と思いました(笑)
それからは練習問題と解説を印刷しては解いていき(すごい量になりましたが),ストイックに3周繰り返し,確信が持てずに解いた問題はすっきり理解ができるようになるまで反復しました。解説に条文が出てきたらズボラせず六法をチェックしました。過去問も3月頃,8月頃および直前期と計3周。

昨年のことがあったため,道場模試で2回ともover200点,TAC模試で3800人中18位の仰天結果が出ても『運が良かっただけだ』と安心材料にはしませんでした。というかできなかったです。

一般知識については,やはり個人情報保護法と文章理解を抑えるのが確実だと思います。個人情報は条文も短いので何度か読んでいるうちに頭に入ります。文章理解は実力が付いたかどうかわかりにくい分野ですが,法律分野の問題の解説を読むときでも後からその内容を誰かに説明できるように立体的に読むことでじわじわ上がってくると思います。

2回目不合格の『あんな悔しい思いは二度と味わいたくない』という気持ちは大きな力となって怠け癖を追っ払ってくれました。

来年度受験される方はぜひ頑張ってください。

Webmaster様に心から感謝申し上げます。