法律系の学歴の有無等
なし(工学部です。)
行政書士試験の受験回数
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
宅地建物取引主任者 行政書士は初受験です。
学習期間 / 学習時間
3月から約8ヶ月間、学習時間は約700時間です。
試験の結果
合格
合計 198 (五肢択一/120点、多肢選択/14点、記述/40点、一般知識/24点)
記述式の内容
問44:
主文で当該換地処分の違法を宣言して、Xの訴えを棄却する事情判決と呼ばれる判決をする。
問45:
Cの弁済による求償権の確保のために、当然に、Bの抵当権に基づく代位権を行使できる。
問46:
不法行為の加害者の権利を制限して、不法行為の被害者を保護する
※上記は下書きですので、試験ではもっと肉付けして書いたかもしれません。
使用教材について
主要教材
週間住宅新聞社のらくらく行政書士

補助教材
らくらく行政書士の過去問
成美堂出版の40字記述式(記述対策)
ダイエックスの熟テキスト一般知識(一般知識対策)
LECの行政書士合格基本書(辞書の代わり)
上記すべて2010年版

らくらく行政書士は手っ取り早く行政書士試験全体を把握するのには適した教材で、初学者が限られた時間の中でwebmaster様が推奨する道場3周を実現するには最適教材だったと思います。
ただし、らくらくの内容だけでは試験に合格するのに十分ではないので、らくらく行政書士の過去問と合格道場とのコラボが必須となります。
40字記述式は終盤に記述対策に使用しました。
熟テキスト一般知識は道場模試vol.2の時webmaster様から一般知識の弱点を指摘され、その対策に購入しました。ただしあまり効果はなかったです。
合格基本書は実は一番初めに購入した教材だったのですが、全然内容を理解できなく(それほど法律は素人でした。)、仕方がないので宅建のときお世話になったらくらくシリーズを購入した次第です。
終盤にもったいないので、判例や用語を調べる辞書として活用しました。索引が非常に優れているので辞書としては良書だと思います。
また、2年目以降、または法律系学習経験者には主要教材としては良いのではないでしょうか。
問46については合格基本書にかいてあったそうですが、辞書として使用したため全く知りませんでした。
学習方法としては、らくらく行政書士を2回読み、らくらく過去問を2回やり、あとはひたすら道場の練習問題を解きました。
40字記述式の補助教材は道場練習問題2周終了後に使用しました。
合格道場については練習問題をメイン学習しました。
民法と一般知識は2周しかできませんでしたが、他の科目は3周しました。
民法は宅建のときに勉強したことと時間の関係で2周しかできませんでしたが、3周することを推奨します。
道場の過去問は平成18年から平成21年までの問題を間をあけて各2回解きました。
合格道場の練習問題について
私が合格できたので、道場の練習問題を解説をよく読んで3周できれば合格ラインまでたどり着けると思います。
ただし、別途一般知識対策は必要と思います。これについては一般知識24点と私は対策しきれませんでしたので他の方の意見を参考にして下さい。
憲法については、道場の練習問題は憲法の基礎を学ぶためには必要ですが、試験の指向とは違う気がしました。
それで過去問を上記以外に平成15年から憲法のみを解いて対応しました。
憲法については練習問題とは別に終盤に作っていただいた総合テストのような問題を増やしていただけると受験生としてはありがたいと思います。
試験の感想等コメント
合格の鍵となったポイントは3点あります。
1.らくらく行政書士で不十分ながらも早めに全体を把握でき、合格道場の問題に集中できたこと。
2.民法と一般知識を除いて道場の練習問題を3周したこと。
3周目に解説の意図していることが分かった気がしたので、2周と3周では大違いだと思います。
3.モチベーションを維持できたこと。
一般知識を24点、記述を30点とすると合格に必要な点数は126点になります。つまり択一と多肢で68.5%正解すればよいということです。
100点とらなくてもいいと分かったので道場1周目に分からないことが多くてもモチベーションを維持できたと思います。
試験の感想
今回の試験は憲法、多肢、一般知識が難しかったと思います。
これらの科目はここから始める方も多く、気負って試験に臨んだところにカウンターをくらって焦ってしまった方が多かったと思います。
私も基礎法学から始めて憲法がおわったところで、多肢に避難したらダブルでカウンターをくらって非常に焦りました。
しかしそれに対して問題数の多い行政法が簡単でしたし、記述式の難易度は普通だったので、全体の難易度はバランスがとってあったと思います。
記述式については、問45では付記登記をしらなくて「当然に」と回答してしまいました。
問46はまったくまとはずれな回答をしてしまいました。
皆様が言われている採点があまいという点については私も同意します。
上記のとおり問44で20点とれたとしても問45は多く見積もっても12点、問46は0点のはずです。
問45が20点になることはありえませんので、問46は8点前後ついたと思います。

以上 参考になればうれしく思います。