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基礎知識テキスト1

国際連合の主要機関

※数値等は2022年4月時

国際連合
設立 1945年 日本の加盟 1956年
本部(事務局) アメリカ(ニューヨーク)
総会 国際連合加盟国が参加する国際連合の議会。 各加盟国は、それぞれ1票を有し、表決は原則、過半数で決定する。
ただし、重要案件は、2/3以上の多数が必要となる。
安全保障理事会 世界の平和と安全の維持に対して重大な責任を持ち、法的に拘束するなど、実質的に国際連合で最も大きな権限を持っており、事実上の最高意思決定機関である。 5大国(米・英・中・仏・露)による常任理事国と総会で選出される10の非常任理事国で構成。
意思決定は、9理事国以上の賛成票によるが、重要問題は、常任理事国に拒否権があるため、5大国の一致が必要。
日本との関係 日本は非常任理事国に最多の12回選出されている(任期は2023年-2024年)。常任理事国となることを目指しているが実現には至っていない。
経済社会理事会(ECOSOC) 経済問題、社会問題、労働、文化、教育、保険等に関して機能委員会や専門機関の調査報告活動を受けて必要な議決や勧告を行う。 総会で選出された54ヵ国で構成されている。
日本との関係 日本は理事国を通算20期(1982年以降は連続して再選)務めている。
信託統治理事会 信託統治地域の国における財産の管理処分等の施政に関して監督する。 1994年最後の信託統治であったパラオが独立したためその役割は終了している。今後は必要がある時に開かれるとされる。
事務局 国際連合の諸機関が決定した活動計画や政策を実施する機関。
国際司法裁判所(ICJ)
設立 1945年
本部(事務局) オランダ(ハーグ)
国家間の法律的紛争を処理する国際司法機関。 判決や命令は当事国を法的に拘束するが、両当事国の同意による付託によってのみ裁判は開始される。
日本との関係 1954年に規定当事国となる(国際連合加盟(1956年)前であるが、総会決議により国際連合非加盟国も規定当事国となることができる)。
日本では竹島問題でICJに判断を委ねる旨を提案したが、韓国に拒否されたため開廷には至っていない。
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