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  2. 練習問題 民法  総則 問57 時効 問1

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時効取得の効果は、占有開始時に遡る。
問題の趣旨は、何らかの事情でBの所有権を主張立証しない場合と思われる。よって、(Bが時効取得していなければ、)解説の通りとなると思います。
ご返信いただき、ありがとうございます。
「問題の趣旨は、何らかの事情でBの所有権を主張立証しない場合と思われる。」
私には、どうしたらそのような場合と「思われる」のかが分かりません。
問題文からは、Bの所有地をCが占有したと読めてしまうのですが。
しばらくしてから、問題を読み直してみたいと思います。
問題文は「・・・できない。」であるから、できる場合があれば間違いの文となる。
だから、問題文が間違っているとできる場合があるという有名な解説をしていると思います。

問題文を読んだとき、凡人はAとCの争いと勝手に思い込みます。しかし、人によってはBとCの争いと見るかもしれません。後者の場合、Cは1の解説のような主張ができるかどうか・・・。

ところで、「Bの所有地をCが占有した」とはどういう意味なのでしょうか、不法占有したのか、賃借権に基づいて占有したのか、売買なのか相続なのか。
こんにちは。
結論は、人生とは生きることさんの2回目の書き込みでほぼ解決していると思うのですが、試験対策という視点からちょっと書き込みをさせてください。

まず、法学とか議論ということであれば、この問題文は何を言っているかわからないし、条件が少なくて判断できないので不合格です。
ただし、試験問題としては「~はできない」のか、それともできる場合が(1つでも)あるのか、の判断をして○×を解答することはできます。
つまり「1つの具体的な状況」ではなく一般論として答えるということです。

今回の問題は、前提の文章と選択肢をまとめると下記になります。
 ・もともとはA所有の土地だった
 ・占有がA→B→Cと移った(A→Bの占有移転は売買)
 ・最後、Cが時効取得する
そして、解答するべきは(理由の検討は必要ですが)「この場合、CがBの占有期間を時効期間として算入することはできない」が○か×か、ということです。

「できない」かどうかを検討するわけですから、できる場合があれば×です。
A→Bの占有移転は売買、と決まっていますが、B→Cはどういう状況かわかりません。不確定な条件は抜きにして、やるべきことは「できちゃう場合があるか?(あれば×)」を検討することです。相続だったら占有を承継できるかもしれないし不法占拠で占有承継できないかもしれません。でも、とにかく「できる場合があれば、×」です。「絶対できない」なら○で、「できる時がある」なら(それが1つだけの例外でも、できる時の方が少なかろうが)書くべき答えは「×」です。

今回で言えば、なんらかの理由(相続とか)でB→Cの占有が承継された場合にはBの占有期間も加えて時効取得できるので結論としては「×」となります。
もちろん、taitanさんがお考えのように、BとCが全くの他人で、占有が承継されない場合、Bの期間を加算できないこともあります。ただ、それがあるからと言って「○(できる場合はない)」という答えにはなりませんよね。

人生とは生きることさんの回答の繰り返しになってしまいましたが、問題文のような漠然とした状況では、いろんな場面があり得ます。「できない」という問題なら、どの場合もすべてできなければ「○」、できる時が少しでもあれば「×」だ、という判断をできるだけ早く出すのが合理的だ、と考えればいいのではないかと思いますよ。
人生とは生きることさん、KEN!さん、
ご丁寧に教えていただき、ありがとうございました。

Bを相続したCが、Bの占有期間とCの占有期間を合わせて時効取得した、という事例が考えれるので、答えは誤りとなる。

理解できました。
ありがとうございました。
それから、最初、簡単に、時効取得の効果は占有開始時に遡ると書きましたが、
Bの占有期間をCの占有期間に参入するときは、Cが時効取得するのはAからであって、Bからではありませんので、ご注意ください。
人生とは生きることさん、重ねてご指摘いただき、ありがとうございました。
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