掲示板の皆様には大変お世話になりました。掲示板で日頃お世話になっていた方々の結果
を知るまでは近況と試験結果を書くべきか迷っていましたが、朗報を知り投稿することにしました。
私は既に63歳になったリタイア組です。宅建の資格は取りましたが起業するのは難しく、
何か低コストできる職業ということで、行政書士の資格をとることを半年前に決めました。
ネットでの行政書士の独学サイトを参考にテキストを選び、過去問を購入して独学して
いましたが、満足に解けませんでした。そんな中当サイトを知り、問題の解説が丁寧で
根拠条文が載っている有用性から、6月中旬に問題コースの有料会員になって、日々練習問題
と過去問に挑み続けてきました。多い日は10時間以上机に向かっていたと思います。
9月からはLE○模擬試験を3回受けましたが、記述抜きで140、160、180と徐々に
上がっていったものの記述の点がひどく、また行政法以外の科目の点のバラツキ大きかったので
半分あきらめていました。特に直前期に模試を見直したときの初見の感覚に記憶力の低下を
再認識させられ愕然としたものの、やるだっけやったんだと自分に言い聞かせ本試験に臨みました。
そのことが平常心を生み、試験中緊張することもなく模試と同じ感覚を維持できたのが好結果に
つながったのかも知れません。
結果は、記述抜きで180点でした。内訳は
5股択一では
基礎法学 ・・・2/2
憲法 ・・・4/5
行政法 ・・・14/19
民法 ・・・7/9
商法・会社法 ・・・3/5
の合計30問正解の120点。行政法が模試よりも結果が悪かった以外はほぼ模試と同じでした。
多股選択は
憲法 ・・・2/4
行政法 ・・・6/8
の合計8問正解の16点。凡ミスもあり模試を通じて過去最低でした。
特に行政法は8問は取らないといけないところだったと思います。憲法は北方ジャーナルからの出題
だとすぐに気がつきましたが、悲しいかな過去読んだ内容を思い出せませんでした。
一般は11問正解の44点。模試を通じて過去最高でした。文章理解がやさしく3問全部を正解した
ことに加え、今年の問題は年配者にやさしい問題のような印象を特に受けました。
ただ昨年のビキニ環礁の問題と同様、常識としては成り立つものの行政書士が備えていなければ
ならない知識か疑うようなものも散見されました。
記述問題は
問44 行政権の主体としてしたものであり、法律上の争訟に当たらないという理由で、
却下判決する。
問45 譲渡人に対して抗弁できる事由をもって、譲受け人に対抗できるので、請求に
応じなくてもよい。
問46 損害又は加害者を知ってから3年、不法行為の時から20年経過で時効により消滅する。
と書きました。
問44は本サイトの掲示板で「財産権の主体しての訴訟は法律上の訴訟になるが、行政権の主体としての訴訟はならない」と話題になったのを記憶していたのですんなり書けました。「訴訟を提起する」は問題文に既に記載されていたので敢えて書きませんでした。良かったのか悪かったのか、
分かりません。
問45は債権譲渡は譲受人が善意・無重過失の場合は譲渡禁止特約があっても債務者に対抗できることは知っていましたが問題文を誤読し酷い勘違いをしてしまいました。
問46は最初の下書きでは「損害及び加害者を知ってから」としながら、転記するときに何をトチ狂ったか書きなおしてしまいました。この条文の趣旨は「訴訟が出来る場合は被害者の帰責性を認め短い期間で時効にし、加害者を特定できなくても法的安定を確保するために時効にする」と思います。結局、訴訟要件を書けなかったことになるので酷い間違いです。
行政書士試験は60過ぎた高齢者でも半年で合格できるレベル達することができるものです。独学の罠にはまらず日々コツコツと切磋琢磨すれば必ず好結果を生むことになります。受験目的にはいろいろとあると思いますが、当サイトで関わった方々の努力が報われることを希望して止みません。
以上長々と書きましたが、改めて本サイトの掲示板で不躾な質問に真摯に解答してくださった方々に御礼申しあげるとともに、来年受験される方の参考になれば幸いです。
を知るまでは近況と試験結果を書くべきか迷っていましたが、朗報を知り投稿することにしました。
私は既に63歳になったリタイア組です。宅建の資格は取りましたが起業するのは難しく、
何か低コストできる職業ということで、行政書士の資格をとることを半年前に決めました。
ネットでの行政書士の独学サイトを参考にテキストを選び、過去問を購入して独学して
いましたが、満足に解けませんでした。そんな中当サイトを知り、問題の解説が丁寧で
根拠条文が載っている有用性から、6月中旬に問題コースの有料会員になって、日々練習問題
と過去問に挑み続けてきました。多い日は10時間以上机に向かっていたと思います。
9月からはLE○模擬試験を3回受けましたが、記述抜きで140、160、180と徐々に
上がっていったものの記述の点がひどく、また行政法以外の科目の点のバラツキ大きかったので
半分あきらめていました。特に直前期に模試を見直したときの初見の感覚に記憶力の低下を
再認識させられ愕然としたものの、やるだっけやったんだと自分に言い聞かせ本試験に臨みました。
そのことが平常心を生み、試験中緊張することもなく模試と同じ感覚を維持できたのが好結果に
つながったのかも知れません。
結果は、記述抜きで180点でした。内訳は
5股択一では
基礎法学 ・・・2/2
憲法 ・・・4/5
行政法 ・・・14/19
民法 ・・・7/9
商法・会社法 ・・・3/5
の合計30問正解の120点。行政法が模試よりも結果が悪かった以外はほぼ模試と同じでした。
多股選択は
憲法 ・・・2/4
行政法 ・・・6/8
の合計8問正解の16点。凡ミスもあり模試を通じて過去最低でした。
特に行政法は8問は取らないといけないところだったと思います。憲法は北方ジャーナルからの出題
だとすぐに気がつきましたが、悲しいかな過去読んだ内容を思い出せませんでした。
一般は11問正解の44点。模試を通じて過去最高でした。文章理解がやさしく3問全部を正解した
ことに加え、今年の問題は年配者にやさしい問題のような印象を特に受けました。
ただ昨年のビキニ環礁の問題と同様、常識としては成り立つものの行政書士が備えていなければ
ならない知識か疑うようなものも散見されました。
記述問題は
問44 行政権の主体としてしたものであり、法律上の争訟に当たらないという理由で、
却下判決する。
問45 譲渡人に対して抗弁できる事由をもって、譲受け人に対抗できるので、請求に
応じなくてもよい。
問46 損害又は加害者を知ってから3年、不法行為の時から20年経過で時効により消滅する。
と書きました。
問44は本サイトの掲示板で「財産権の主体しての訴訟は法律上の訴訟になるが、行政権の主体としての訴訟はならない」と話題になったのを記憶していたのですんなり書けました。「訴訟を提起する」は問題文に既に記載されていたので敢えて書きませんでした。良かったのか悪かったのか、
分かりません。
問45は債権譲渡は譲受人が善意・無重過失の場合は譲渡禁止特約があっても債務者に対抗できることは知っていましたが問題文を誤読し酷い勘違いをしてしまいました。
問46は最初の下書きでは「損害及び加害者を知ってから」としながら、転記するときに何をトチ狂ったか書きなおしてしまいました。この条文の趣旨は「訴訟が出来る場合は被害者の帰責性を認め短い期間で時効にし、加害者を特定できなくても法的安定を確保するために時効にする」と思います。結局、訴訟要件を書けなかったことになるので酷い間違いです。
行政書士試験は60過ぎた高齢者でも半年で合格できるレベル達することができるものです。独学の罠にはまらず日々コツコツと切磋琢磨すれば必ず好結果を生むことになります。受験目的にはいろいろとあると思いますが、当サイトで関わった方々の努力が報われることを希望して止みません。
以上長々と書きましたが、改めて本サイトの掲示板で不躾な質問に真摯に解答してくださった方々に御礼申しあげるとともに、来年受験される方の参考になれば幸いです。